oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

2015-01-01から1年間の記事一覧

映画館に行こう

ベスト・オブ・スター・ウォーズ~ミュージック・アンソロジー~ アーティスト: ジョン・ウィリアムズ,ロンドン交響楽団 出版社/メーカー: SMJ 発売日: 2012/07/18 メディア: CD 購入: 3人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (12件) を見る SNSをみてると「…

「あさが来た」朝ドラはつよい

よのさん のつくった微妙な細工物がいっぱい。店先に大きすぎる招き猫と語らってたりして。 最初注目したのは、全然しらない、大阪の幕末維新の庶民の歴史が描かれてるのからだ。昭和初期、大阪はものすごく栄えていたのだけど、そのもとはなんだろうって、…

今年見た映画を語ってみよう

今週のお題「今年見に行ってよかったもの」 今年いちばんに印象に残った映画は小栗康平の「FUJITA」です。説明が少ない映画なので、誰にでも勧められるもんでもないですが、アッツ島玉砕の絵のまえにたつ藤田嗣治のなぞは私たちのなぞでもあると思っています…

ひとはそう変わらない 宮本常一「忘れられた日本人」

映画を観に行ったとき、神田で、ふと買った一冊だ。あまりにも有名な本なので、どうかなあと思ったけど、やっぱり感じたことを書きたくなった。書かれているなかで、面白かったのは、男が夜、女の子を訪れる「よばい」の習俗だ。 どきっとするが、村の女の子…

ブログのまとめやってみます

年末になると、そろそろまとめ的なブログが増えてくる。いろいろと思うところがあっって再開したし、そろそろ2年以上続けてきたこともあり、自分でよく書けたなあと思うもの、アクセスが多く気に入ってもらったものについての感想を書きました。まず、最近で…

「ピロスマニ」絵を描くということ

以前見損ねてた、グルジア映画「ピロスマニ」を見に行きました。グルジアの画家、ピロスマニを題材にした映画です。どうやら「FUJITA」をとった小栗康平が参考したからか、リバイバル上映です。グルジアって全然想像がつかないです。ごめんなさい。 スターリ…

折口信夫「死者の書」「山越しの阿弥陀像の書因」を読む。

折口信夫の本はいつか読みたいと思っていました。いろんな本を読んでると、日本文化を知るには読むべき著者として、ぜひにという紹介が多かったからです。このところ、随分落ち込んでました。その時、手に取ったのが「五色の船」を読んで、気になっていた漫…

映画「FUJITA」見てきました

色々と思うところがあったんですけど、出会った何ごとかを、本や、映画だったりするんですけど、なにかしら共有したく、また、ブログを再開します。膨大な量の情報が飛び交うSNSの世界では、あっという間に忘れられますが、誰かの心の片隅にある石ころでいい…

しばらく、おやすみしています。

ブログの更新が一ヶ月近くできていません。まあ、手芸をしたり、本を読んだりしているのですが。プライベートな諸々に気が取られています。また、再開するかはわかりませんが、必ず、続けるにしろ、やめるにしろ、書きます。きちんと自分にけじめをつけるつ…

萩尾望都「王妃マルゴ」

久しぶりに萩尾望都を読んでます。「ポーの一族」の頃、読んでたんですけど、 時代の変化もあるけど、男女の性愛のせかいまで踏み込んでいて、BLの元祖的なひとがここまできたかと感嘆しています。エッチなシーンの主人公の背中とお尻が色っぽいです。絵で多…

村上春樹「職業としての作家」

新作は文庫化してから読むことが多いのですが、久しぶりに単行本で読みました。 はてなさんでやっていた「村上さんのところ」のまとめ本も気になったんですけど、それを含めた村上春樹の最近の心境を知りたくて、こちらを読みました。同じ時代の空気を吸って…

続Y字展行ってきました

しばらく、関西に行ってきました。そのときに夫と一緒に横尾忠則現代美術館の続Y字展に行ってきました。以前、開館記念展に行ってきて、現在も書き続ける横尾忠則の作品に圧倒されたのですが、それから3年経ったんですね。 美術館は王子動物園のお向かいにあ…

映画「白河夜船」

映画「白河夜船」を見てきた。吉本ばななの小説は、文学でしか描けない描写に満ちているので、映像化は難しいけれど、よくできていた。井浦新、谷村美月もよかったけれど、安藤サクラは、改めてすごい女優だなあと思った。 私が吉本ばななの小説を読み始めた…

不器用な小説

推理小説の古典で他に好きなのは、A・A・ミルンの「赤い館の秘密」だ。トリックとか大したことはないけれど、のんびりしてユーモアのある語り口が好きだ。それもそのはず、「クマのプーさん」の作者の小説だ。あとがきで、プーさんで有名になったあと、童話…

阿部サダオとカンバーバッチ

阿部サダヲのファンだ。「舞妓はぁ〜ん」に「謝罪の王様」そして、「夢売るふたり」歌って踊れる、演技もうまい。ちっちゃくてちょこまかしていて可愛い。男前ではないが、何よりも色っぽい。「夢売るふたり」での鈴木砂羽との風呂場の濡れ場、西川美和監督…

赤毛の美女とホームズ

シャーロックの長編では、「パスカビル家の犬」が好きだ。イギリスの湖水地方の不気味で美しい風景の描写と魔犬の伝説、そして、そっけなくて、理性的なホームズの推理、たまりませぬ。 同じ、湖水地方を舞台にした「赤毛のレッドメイン家」は、サイコパスの…

英国ドラマは演技で勝負

カンバーバッチといえば、「シャーロック」だけれど、あれってちょっと安物のBLみたいで好きではない。イギリスは、「クランフォード」のような中高年の俳優さんがどっちゃり出てるドラマの方が面白い。ジョディ・デンチ演じる老嬢が主人公で、イギリスの古…

小林一三は今っぽい

NHKのドラマ「小林一三」を見た。かつて、彼が住んでいた池田の邸宅跡、逸翁美術館に行った。えらいのはわかったが、茶道具なんかが並んでいるだけでつまんなかった。それが、彼の人間味のある部分まで知ることだできた。 小林一三は、40ぐらいまで小説家…

森鴎外はエロに通ず

森博嗣は森鴎外の文章が好きで、夏目漱石は苦手だそうだ。武士の漢文の教育を土台にした森鴎外の文章はむずかしい。今、夏目漱石の後期の「それから」とか読むと、今の文章かと思う。今の文学は、彼の子孫なんだと思う。けれども、森鴎外といった漢文の伝統…

長文がいいか、それとも

読み手を意識して文章を書くと、一番読みやすいのは、四百字の原稿用紙に二枚ぐらいになるのかなあ。ひとつの話題だけでなく、きちんと結果と理由まで説明するとなると、原稿用紙5枚ぐらいかな。四百字ぐらいだと、ひとつの話題以外を書くのには足らなくなっ…

わたしと手芸

しばらく、文章をお休みしてました。で、何をしていたかというと、久しぶりにセーターを編んでました。編み物歴は長くって、小学校一年生ごろ母に教わって、かぎ針でマフラー編んだかな。でも、ずっとかぎ編みマフラーしかできなくて、そのうち飽きてしまい…

美の歴史「岡田美術館」

先日、歌麿の「深川の雪」が見たくて、箱根小涌園前の岡田美術館に行ってきました。去年、開館して、話題になっていたのですが、今年は8月31日までということで、時間をやりくりして行って来ました。「深川の雪」は保存のために年間何ヶ月の展示のようで…

海の記憶

今週のお題「一番古い記憶」 私は、記憶力がかなり良い方だ。まあ、役に立っているかというと、どうだろうか。字がなくて、記憶するひとがいる「古事記」の時代だったらともかく、今はパソコンで検索したら、一発の時代だ。だいたい、私が覚えているのは、そ…

知らなかった、「河鍋暁斎展」

東京は遠いなと思いながら、やっぱり、気になって、 「河鍋暁斎展」画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル|三菱一号館美術館行ってきました。最近、浮世絵以外の江戸絵画にも評価が改められて、展覧会が増えています。斬新で、個性的なものは海外に…

「親なるもの 断崖」を読みました。

北海道出身の瀧波ユカリさんが絶賛していたので、読んでみました。名作だと思います。東北から、北海道の室蘭の遊郭に売られた娘たちの人生を中心にしてた物語です。遊郭のえぐい実態があらかさまに描かれて、ちょっと辛い漫画でした。でも、それだけではな…

人は、戦争を望まないわけではない。

亡くなった父は晩年、「戦争が起きればいいのになあ。戦争中は自由だった。充実していた」と言っていた。びっくりはしたが、驚きはなかった。なぜなら、武勇談として語るひとも結構いたりしたからだ。可愛がってもらった友人のお父さんなども、陸軍士官で満…

お墓まいり

夫とお墓まいりに行ってきました。関西はすごく暑かったので、パスしようと思ったのですが、気になっていて、草むしりができてよかったです。入っている人と血縁関係のない人の墓が、私のお墓になっているのって変ですが、これでいいだと思っています。そこ…

マッドマックスのセリフから、考えてみた

マッドマックスに出てくるセリフ、redemptionが、ちょっとtwitterの話題で出た。前のブログで映画の題名が気になって辞書を引いたあとだったので、思わず調べてみた。どうやら、聖書の日本語訳で使われる「あがない」という言葉にあたるらしい。「あがない」…

最近読んだ本 考えること、感じること

「負けない力」橋本治 たぶん、この本は総理大臣は読まないだろうなって、冗談をいいながら、橋本治が、負けないことついて語った本です。負けないとはなんなのか、教養主義とは、知性とは相変わらずわかりにくいグネグネした文章です。その中で、ぱっと、日…

「アドバンスト・スタイル」もっと楽しんでもいい

映画「アドバンスト・スタイル」、おもしろそうなので見てきました。英語によわいので、題名、辞書で引いてみました。なるほど、高度なという意味と高齢なという意味かけてあるのですね。この中に出てくるおばあさま方は高齢ではあるが、今までの人生経験を…