oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

「あさが来た」朝ドラはつよい

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よのさん のつくった微妙な細工物がいっぱい。店先に大きすぎる招き猫と語らってたりして。

 

 最初注目したのは、全然しらない、大阪の幕末維新の庶民の歴史が描かれてるのからだ。昭和初期、大阪はものすごく栄えていたのだけど、そのもとはなんだろうって、ぼんやり思っていた。あの「マッサン」の時代、サントリーや阪急ができたころだ。大阪の心斎橋の地下鉄の駅、すすけてたけど、アールデコのすてきな駅だった。本で、司馬遼太郎の初期の幕末もの、任侠のひと、明石家万吉をえがいた「俄」ぐらいしか知らなかった。それるけど、明石家、そう、さんまの元なんよ。父のシャレによく出てた伝説の楽天家だ。モデルになった三井さんや天王寺屋さんの話、初めてで新鮮だ。

 あと、しっかり、大和和紀のまんが「ハイカラさんが通る」をぱくっていること。オタさんの世界ではこれを元にした漫画が大量に生産されていてる。西洋と日本が混じった世界で、二人の素敵な男性に惚れられる美人さんの話だ。それを目が大きくて純な波留とコメディーにたけてる玉木宏、本当に謎のひとディーン・フジオカで描いていて楽しい。

 両替屋の仕事って初めてわかったり、古い炭鉱のありさまがわかったり、これから、保険屋さんについて語られるようだけど、お仕事ドラマとしても面白い。

 そして、絶妙な配役な達者な脇役陣、萬田久子柄本佑、そして、宮崎あおいの三人のちょっとおかしみがある演技、面白かった。特に今週は近藤正臣が主人公の義父、正吉の死にざまを演じていて泣かせてしまう。あさイチで語ってたけど、亡き米朝さんの口跡を学んだ、上品でちょっとおかしみがある悲しさがいいなあ。