oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「アドバンスト・スタイル」もっと楽しんでもいい

映画「アドバンスト・スタイル」、おもしろそうなので見てきました。英語によわいので、題名、辞書で引いてみました。なるほど、高度なという意味と高齢なという意味かけてあるのですね。この中に出てくるおばあさま方は高齢ではあるが、今までの人生経験を…

三遊亭円朝にひかれる何か

二年ほど前、中村勘九郎一座の歌舞伎「怪談乳房榎」に行った。彼らのびっくりするほどの身体能力をいかしたスピーディなお芝居に感心した。話も面白く、幽霊がお寺にに絵を描きに出てくる場面は、ぞーとする恐ろしさだった。そして、その複雑で奇怪な話が、…

星新一は怖い

今週のお題「ゾクッとする話」 星新一ばっかり読んでいた時期があった。ナンセンスで笑えたが、どこかひゃーとする感触があった。たくさん短編を読んだが、ほとんど忘れた。けれども、ふいに幾つかの短編が、ひょいと意識に上ってくる。たとえば、この前の原…

これぐらい気楽でいいんじゃない「ど根性ガエル」

ど根性ガエルが30代のひろしでドラマ化されると聞いたとき、ダメ男がかわいいでしょっていう、ぬいぐるみが中年になる、しょうもない「TED」の二番煎じかよって思っていたけれど、新井浩文がゴリライモで出るって聞いて、これは本気なんだなあと思った。新…

いいことの対価

よく、子育て中、言われたことは、子育ては苦しくて当たり前、あとで楽になるよっていう、言葉だ。それを言われたら、今、楽したいんだよって、言いそうになった。思うにそれを言うひとは子育てが苦しかった人なんだなあと、子育てが終わった今思う。なんて…

やり過ごすこと「きみはいい子」

子供たちをはぐくむ大人たちの困難までをえがいた中脇初枝の原作小説「きみはいい子」は、地味な小説のようだ。けれども、本屋大賞の候補にえらばれたりと、じわじわと読まれているようだ。それを呉美保監督が映画化した。 主人公の高良健吾演じる新任教師は…

日本民藝館に行ってきました

関西にいったとき、芹沢銈介の展覧会に行ってみて、カラフルでモダンなので、感動した。それで、いつか日本民藝館に行ってみたいと思い、たまたま、代々木上原から歩けることに気づきいってみた。民藝運動って、おばあちゃんのていねいで正しい生活を押して…

ひたすらに突っ走る「マッドマックス」

スケールが大きくて、面白いけど、見終わったあと、なんだか、日常の悩みをそらしただけだという、もやっとした消耗感がある大作映画が多い。だから、あんまし、この頃見に行かない。よくはできているけど、スナック菓子みたいな映画だ。それはそれで楽しい…

夏のころもがえ

今週のお題「夏支度」 萩尾望都の初期の漫画に「小夜の縫うゆかた」という短編がある。14歳の少女が初めてゆかたを縫い上げるのを幻想的に描いた作品だ。初夏の夏葉がのびるようなさわやかさ、少女がおとなになっていく喜びが歌い上げられ、いたく、心に残…

これからどこへ「ラブ&ピース」

七月一日は、映画の日&レディスデーということで、園子温の「ラブ&ピース」見てきました。長谷川博巳が出てた「地獄でなぜ悪い」がなんか好きだったのと、なぜか雇われ仕事をどんどんする園子温の危なっかしさにひかれて行ってきました。 園子温の代表作は…