oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

山田太一 「時はたちどまらない」

時はたちどまらない、この言葉は、暖かい。どんなつらいことも、傷がなくなることはなくても、薄れていくこと。そして、世の中は、人は、変わっていくこと。よいことばかりではない。それでも、変化を受け入れようと決心すること。 山田太一のドラマは、感情…

アンディウォホール展に行ってきた。

アンディウォーホールといえば、キャンベルスープとマリリンモンローのリトグラフであろう。商業デザインの繰り返し。再生されつづけるイメージ。 初めて、きっちりした、作品群を見た。とても、センスのある、しっかりした作家だ。 自分をさらけ出し、表現…

ブログを書くこと。記憶は薄れ、改変されていく

私が、ブログを懲りずに、再開したのはしたのは、twitterを始めてから、しばらくしてからだ。つぶやきでは書ききれないことがある。そうした思いからだ。 私が思うに、今、インターネットは、新しいものでなんかなく、世間の一部にしかすぎないかと思う。だ…

今まで読んだ 印象に残った橋本治2 ひらがな日本美術史 ほか

ひらがな日本美術史 作者: 橋本治 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1995/07 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 19回 この商品を含むブログ (17件) を見る また、相変わらず、橋本治です。愛読者の私も、彼の文章のようにねちこいです。芸術新潮に連載さ…

今まで読んだ 印象に残った橋本治1 桃尻娘ほか

デビュー作。面白くて、えっちな本あつかいだった。桃尻娘とはピンクのコットンパンツを着ていた、主人公のあだ名から。そのときの女子高生ことばを使った文章、そして、深い観察、強く、魅入られた。シリーズ全部読んだなあ。 桃尻娘 (ポプラ文庫) 作者: 橋…

 橋本治 昔は今にひきづられる

橋本治の小説を読んでいると、現在から、過去を勝手に解釈していてる、自分に、はっと、気づく。それが、面白い。 橋本治の本を最初に読んだのは「桃尻娘」だ。ピンクヒップガール、泥臭いなあ、そんな軽い気持ちで読み始めた。日活ポルノになったりしました…

あまいものといえば、井村屋のゆであずきでしょう。

今週のお題「あまいもの」 疲れてきたり、ストレスがたまると、ほしくなるのが、井村屋のゆであずきだ。 上品な生菓子とか大好きだけれど、やはり、それは余裕のあるときだ。せっぱつまったとき、手近で手に入って、備蓄できて、おいしいのはこれだと思う。 …

最近読んだ本3

西洋美術史入門 ちくまプリマー新書 池上英洋 とてもよくまとめられた入門書。断片的知識でしか、知らなかったので、とても、勉強になった。識字率の低い時代の絵解きとしての絵画の知識はなかったので、そのあたりが、 一番、面白かったかな。参考図書も興…

見ることの喜びが映画の喜び

映画を見ることは、見ることを楽しむことだ。なんだ、あたりまえだ。わかったようなことを、えらそうにと思われたかしらん。 映画評論家の淀川長治さんが、ベルナルド ベルトリッチの「ラスト エンペラー」を解説したとき、清朝最後の皇帝溥儀が、自分の家庭…

「ばらもち」について考えてみた

先日から、私は『ばらもち』につかれている。母が、戦前食べて、そして、ご近所で売ったいたお菓子である。 調べてみると、「ばらもち」とは、柏餅の原型らしい。サルトリイバラという名前の蔓草に包んで、蒸す餡もちだ。サルトリイバラのなかの品種で、ブク…

斉藤陽道展 ワタリウム美術館

表参道にある、ワタリウム美術館に行ってきた。斉藤陽道の写真展を見るためだ。 色々なところで、紹介されていて、興味をもった。そして、経歴を見て、プロレス団体、ドックレグッスに参加とあったので、まだ、がんばってるんだと、嬉しかった。 かつて、ド…

堅苦しい関西弁 永井一郎 

永井一郎さんが亡くなった。お年もお年なので、寂しいけれど、しょうがない。最後まで現役で、戦死と言える、死に方が、彼らしい。ご冥福をお祈りします。 代表作は「サザエさん」の波平さんだと思う。本人も言っていたが、長年やっているので、地声だそうだ…

絶唱 山口百恵

山口百恵は私の子供時代から、古かった。映画は、古い映画のリメイクが多かった。容貌もあったと思う。とても古風な、おひな様のような顔だったからだ。きっと、男の子たちに人気があったと思う。安心できるエロさとして。歌は、宇崎竜童の楽曲の一部以外は…