oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

2013-01-01から1年間の記事一覧

忘れられない人  2 

私が生まれたのは、同じ女学校にかよった、同郷の友情からだった。うちの両親の母親同士が、友人で、その仲立ちをしてくれたのは、やはり、同郷の友達で、田舎の遊郭の娘で、満州で料理屋の女主人をしていた人である。 その人は戦争で家族を無くし、たったひ…

相田みつを問題の解決

私は先日、都築響一の「夜露死苦現代詩」なる、本を読んだ。村上春樹との共著、「地球のはぐれ方」以来、彼のことが気になるのである。お気に入りは、酒も飲めないのに、スナックについてのエッセイだったりする。何年か前、神田の古本屋街を散歩した時、こ…

忘れられない人

子どものころ、実家で働いている女の人の部屋に、何人かの人に連れられて、遊びにいったことがある。 宝物を見せてあげるといって、押し入れの中を見せてくれた。中にきちんとかたずけてあったのが、たくさんのきれいなお菓子の紙の空き箱だった。うらやまし…

カイユボット展に行ってきました

はてなのカイユボット展のブログキャンペーンに当選して、チケットをいただいたので、展覧会に行ってきました。 彼の絵は、何枚か、見ているはずなのですが、あまり、覚えていません。漠然と、印象派の画家の一人かなあといった、認識でした。 今回、絵を見…

映画 私が棄てた女 

遠藤周作の小説で、もっとも、印象に残っているのは「海と毒薬」と「私が棄てた女」だ。だから、 浦山桐郎の監督した、「私が棄てた女」には興味があった。 貧乏学生だった優柔不断な主人公は、ブスで無知な女ミツと関係をもって、棄てる。主人公は、特別悪…

雑誌を読んで感じたあれこれ。

「CREA」一月号 年に一回でる、映画特集。たまに、読んでましたね。アラサー向けの雑誌なので無理がありますが。大根仁と清水ミチコの対談おもしろそうと思って、読みました。大根仁が「プラダを着た悪魔」と「バーレスク」が好きと言っていたのはうれしかっ…

新撰組屯所の学習机

いっとき、新撰組関係の本に凝っていたことがある。その中で忘れられないのは、京都、壬生の新撰組屯所であった八木邸のエピソードだ。八木邸を訪ねた人によると、新撰組の芹沢鴨の暗殺された部屋が子供部屋に転用されていて、学習机が普通におかれていて、…

 板前じゃ、食べれないよ

友達の娘さんが結婚する。板前さんらしい。板前じゃ、食べれないよ、というのが、彼女の見解だ。一昔前は板前さんはそんなに不安定な仕事ではなかった。店を持つということが当たり前だったからだ。お店で鍛えられて、いつか、家族経営の店をもつ。まじめに…

 出町柳から下鴨神社に行く

京都に行くと、必ず行くのは、下鴨神社だ。お墓に入っている、主人の祖母がその界隈に住んでいて、初詣は下鴨神社と決まっていたからだ。出町柳は鴨川と高野川の合流地点で、Yの字になった場所の地名だ。その奥にあるのが下鴨神社だ。 Yの字の付け根から、神…

御墓参りに行ってきた

京都に主人の実家のお墓があるので、参ってきました。何年か前のお正月三が日にお墓に参ったところ、晴れ着姿の人のなかで草むしりをするはめになったので、お正月前には、必ず行くようにしています。何か、晴れやかにお参りする日を大切にしたいなあとおも…

明日から

ちと、関西のほうにいってきます。目的はお墓参りと主人の両親訪問です。では月末。

心に引っかかってる映画

心に引っかかるってどうなんだろう。私の中の引き出しの何かを引っ掻き回した映画たち。 「マルホランド ドライブ」 デビット リンチ 私のリンチ体験は「ツインピークス」だ。ドーナツ好きの私にとって、忘れがたいドラマだ。ただ、放映中もツタヤさんでリピ…

スヌーピー展に行ってきた。

私とスヌーピーとの出会いは、子ども時代の神戸ファミリアの布バックだ。今回の展示でも、しっかり飾られていた。そして、谷川俊太郎さん訳のコミックスを梅田店近くの紀伊国書店で買ってもらったのもいい思い出だ。そのあと、私の四コマ好きは『サザエさん…

太陽を拝む

最近、ある本で、日の出を拝むのは、海洋系の遺伝子を持つ人だと、知った。腑に落ちた。私はこの家に引っ越して、落ち着いてから、朝の太陽を見て、安心するようになった。 そういえば、母方のじいさんもそうだったと思い出した。朝五時には起きて、海岸を散…

最近読んだ本

橋本治「初夏の色」 表紙の夏みかんの絵が印象的な本です。「みかん」という短編が好きだったので、読みました。震災のボランティアに行った女性の話、震災に取材にいったアナウンサーと彼女の話、そして、最後に地元にもどって、牛飼いを再開する家族の団ら…

 美術館に行こう 絵見るって意味あんの?

特別お題「芸術の秋」 <ブリヂストン美術館「カイユボット展」キャンペーン!> すばらしいマンガやイラストがたくさんあるなか、美術館で絵見る意味あんの?あります。それは、ふたつある。 ひとつは大きな絵が見れるということだ。畳ぐらいある絵を見れば…

特売はお得か?

私の節約術「セツヤクエスト」 子どものころ、親戚のおばさんちに行くと、いとことおばさんがスーパーのちらしを前に、特売の商品に丸印をつけていて、うらやましかった。 うちの母は特売に並ンだのを見たことない。まして、娘となごやかにお話して、お買い…

上原!!!

かつて、イチローが斉藤のプロ入りに対して、斉藤は上原に似ている、ああいう普通の感覚を持った選手が野球界には必要だと、コメントしていた。プロ野球の選手は子どものときから養成され、その生物としての能力の高さゆえ、どうしても、俺様気質の人が多い…

私に似た人

この前、私は沢田研二コンサートに行ってきた。町の市民ホールで、チケットが余ってたようなので行った来たのだ。ラジオで高田文夫さんがファンで楽しかったといっていたのももちろんあった。「時の過ぎ行くまま」で、「TOKIO」も大好きだ。でも、コンサート…

雲霧仁左衛門

今週のお題「秋の新番組」 こんばんわ。あまロスのoohamaです。あと番組の「ごちそうさん」が、気にくわないとか、そういうのじゃないです。前の「カーネション」も、同じですが、長い連ドラを見るとあと、気抜けするんです。まあ、しばらくは連ドラは見ない…

骸骨ビルの庭 宮本輝

秋の夜長は読書とブログ 骸骨ビルは大阪の十三にある。その場所は淀川沿いのかつてのラブホテル街がモデルだ。そこはかつて、十三の渡しというものがあったらしい。阪急電車で夕方、河を渡る時、いつも物悲しい気分にさせられ、目を背けたくなるけど、見てし…

小泉今日子って、なんなんだろう

うちの旦那はんはテレビをほとんど、見ない。芸能界にも興味がない希有な人だ。その人が唯一聞いていたラジオはビートたけしのオールナイトニッポンらしい。そして、アイドルだと小泉今日子だ。 小泉今日子が気になるのは某大学の文化祭のイベントに出演して…

落合博満 戦士の休息

中日の監督だった、落合博満がジプリの雑誌 『熱風』に連載した、映画についてのエッセイです。『熱風』って、この間、宮崎駿が脱原発について、語っていた雑誌らしいです。有名書店にただでチョコとおいてあるものなのですが、これが、執筆者がやたら豪華み…

そして父になる

是枝監督の映画を劇場で見たのは、『空気人形』からだ。さびしげなメイド姿のポスターにひかれたからだと思う。そして、劇中で朗読される吉野弘の詩にノックアウトされた。私の心境だったからだ。子どものひきこもりで、ああ、結婚して子どもができてなんて…

しょしょしょじょじ、

先日、NHKBSの中山晋平特集を、由紀さおり出演を見てしまってから、頭の中は擬音だらけになっている。特にイライラしたときなど、あのまぬけな擬音、ショショショジョジやら、ぽんぽこぽんやら、たんとん、たんとんやらで頭がいっぱいだ。 日本語って、おも…

 今年のプロ野球って、おもしろかった

広島カープが16年ぶりに、クライマックスシリーズに出て、優勝を狙える位置にあるらしい。カープファンの皆様、おめでとうございます。へえそんなに。広島東洋カープ2013PV ~いざCSへ!!! - YouTube 今年はあっという記録達成が多い。王貞治さんの55…

神武 全四巻 安彦良和

最近、あのガンダムのキャラを書かれていた、安彦良和さんのマンガが出版社さんの押しのようで、ご近所の書店で棚ができてました。ああ、ナムジ、立ち読みでおもしろかったなあと、ちらっと、見ているうちに、本屋さんのアツに負けて、続編の『神武』大人買…

伊豆の踊り子って。

「伊豆の踊り子」のことを思い出したのは、この前、藤圭子の思い出話で、川端康成に呼ばれていって、気味が悪かったの記事があったからだ。 藤圭子は旅芸人の子どもらしい。そんな彼女がなんだか、嫌になったのは、当然かなとも思う。今日、朝日で特集があっ…

夏と秋のあいだに

今週のお題「秋の準備」 昨日のお月さま、きれいでしたね。きれいだったので、思わず、近くのコンビニまで、おだんご買いにいってしまいました。夏のように汗もかかないし、寒くもない。ついつい、夜遊びしたくなる季節になりました。昔の夜遊び、思い出しな…

あさきゆめみし 八百屋お七

NHKで、八百屋お七の話を元AKBの前田敦子さんでドラマ化するというので、見てみました。彼女、がんばってますね。 八百屋お七の話、興味深いです。私も、まとめて、読んだのは、学校の授業で西鶴の『好色五人女』が、初めてなので、こんな、話なのかと、びっ…