最近、あのガンダムのキャラを書かれていた、安彦良和さんのマンガが出版社さんの押しのようで、ご近所の書店で棚ができてました。ああ、ナムジ、立ち読みでおもしろかったなあと、ちらっと、見ているうちに、本屋さんのアツに負けて、続編の『神武』大人買いしてしまいました。
あちゃ、と思ったのですが、うちの長男が私事ではありますが、他の本屋さんでバイトしていて、売れなかったと社員さんが、返品していたそうで、大人買いしてよかったと思っています。
古事記、日本書紀をテーマにしていて、むずかしいですが、ほとんど、読んだことない人にとっても、とても、参考になると思います。という、私も通しは、子どもの頃に、幼稚園の通販で簡易版を読んだぐらいなんですけど。イラストが美しく、一通りの話は覚えているので、読んでよかったです。日本の古代史の入り口です。とても、楽しかったです。古事記、日本書紀って、学校でほとんど、やらないですから。
ナムジも知らなかったら、立ち読みもしてなかったと思います。
続編の『神武』もエンタテイメントとして、おもしろく、また、すばらしい画力で、読んでて好奇心をかき立てられる作品でした。
ネタバレになるかもしれないですが、神武東征、日本の初の天皇の大和入りが大和の後継者たる姫君との結婚が目的だったとのこと、とても納得させられました。
西洋の歴史、スペインのイザベラ女王の話などでもあるけど、国のための結婚というのは人をとても動かすものだと思うので。内乱状態にある人々を救うというのは、とても、貴い人間の気持ちだと思うのです。でなければ、あの熊野、吉野の山を越えてまで、行かないと思うのです。そんな気持ちは物語すぎるのかもしれませんが。
主人公は、奈良までの道案内をした八咫烏を守り神にした一族がモデルです。おもしろいです。