oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

作家とたべもの 食べること考える本4

自伝「生きていく私」を発表したとき、かわいいおばあちゃんと評判になった宇野千代のお料理本だ。作家としてはいまいちだけれども、女としては一つの時代をいきぬいた人だと思う。この本の料理は、もう古いなあと思うのが多かったけど、その工夫が今につな…

どこで何を食べてるか 食べることを考える本3

普段付き合いのない人と、ちょっと突っ込んだ話をしたいとき、食べることをネタにすると話しやすい。食べ物の好き嫌いから、好きな店はどこにあるか、いろんな切り口がある。そして、その人と自分の違いがわかることがその人を理解するきっかけになる。社会…

本のなかの料理を作ってみる 食べることを考える本2

本のなかで、食べることがうまく描かれていると猛烈に食べたくなる。外国の児童書は未知のたべものがいっぱいのっていたので、好奇心を掻き立てられた。そんなころ、児童書の料理本がぞくぞくと発行された。その最初ころの本はこれかな。 プーさんのお料理読…

孤独のグルメ 食べもの本 1

「孤独のグルメ」のドラマをみて、原作を読んだ人も多いとおもう。わたしもそうだ。でも、はじめて久住昌之、谷口ジローの本で読んだのは「散歩もの」だった。「散歩もの」は雑誌「通販生活」に載っていて、好きだったまんがだ。確か、雑誌は空気に良いとい…

「人間の絆」産業革命はイギリスで起こった

ドラマ「私を離さないで」終わりましたね。見ているとサマセット・モームの自伝的小説「人間の絆」をしきりに思い出した。知識階級出身だが、親に死に別れた主人公は牧師をめざし寄宿学校に入り、醜い容姿に引け目を感じならがらすごす。牧師、芸術家になる…

読むのが怖かった「岡崎に捧ぐ」

今、ひそかに評判の漫画「岡崎に捧ぐ」の第一話をお試しで読んだとき、わーっとなった。子供のとき友達の家に行って、こういう経験をしたことはありませんか。家が散らかりすぎていたり、不思議なおじさんがいたり、実は、私の子供時代は岡崎さんの家のよう…