本のなかで、食べることがうまく描かれていると猛烈に食べたくなる。外国の児童書は未知のたべものがいっぱいのっていたので、好奇心を掻き立てられた。そんなころ、児童書の料理本がぞくぞくと発行された。その最初ころの本はこれかな。
- 作者: A.A.ミルン,ケーティ・スチュアート,アーネスト・H.シェパード,鈴木佐知子
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1976/11/15
- メディア: 単行本
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イラストで描かれた本で、シナモントーストとか、子どもが簡単にできる料理で、遊び感覚で作れる。シナモンとお砂糖を混ぜるだけ、こういった敷居の低い本は貴重だ。そこそこ当たったからなのか、ぞくぞくと料理本が発行された。
大草原の『小さな家の料理の本』 ローラ・インガルス一家の物語から
- 作者: バーバラ・M.ウォーカー,ガース・ウィリアムズ,本間千枝子,こだまともこ
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1980/12/20
- メディア: 単行本
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赤毛のアンのお料理ノート ~L.M.モンゴメリ作 村岡花子訳『赤毛のアン』をもとにして~
- 作者: 文化出版局編,料理本間三千代・トシ子
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1979/11/05
- メディア: 単行本
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このシリーズ。同じ方が書いているんですね。西部開拓時代のコーンブレッドとか作りたかったんですけど、なかった。今、トウモロコシの粉、コーングリッドなんかが大きいスーパーなんかの製菓売り場であるのをみると、おかし作りってこの辺りがブームの理由なんだと納得しますね。材料が独特だったり、味付けが単純だったり、そんなことがわかる。そして、私のアメリカ料理への好奇心ってこのあたりが元です。しかし、これらの料理は妄想の実体化ですな。
そんな妄想を楽しむため、漫画を思い切って取り上げたブログをまとめた本がこれかな。
あるようでなかった本です。ブログをまとめているだけなので、編集が残念ですが、いい本です。参考にして「はちみつとクローバー」のお花見料理作ってみました。ワサビ漬けを混ぜたおいなりさん、ぴりあまでおいしかった。ピクルスとかからあげとか、過剰で量がおおくて、作るのがたいへんでした。怖いような過剰な情、そのあたりが羽海野チカの世界観かな。このごろ、食をえがいたまんが多いですね。なぜか、気になります。
なんにしても、本の料理を再現するのって、その世界をより深く読み解くことなのかもしれません。やってみると世界が広がります。