oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

姫の輝くような頰のうへに 近藤ようこ「死者の書」下巻

近藤ようこの「死者の書」完結しました。ほぼ、折口信夫の原作にそって映像化され、読み応えありました。叙事詩のような原作の雰囲気をきちんと再現していると思います。私は後半の蓮の糸で曼荼羅をつくるにいたるのが、どうにもわからなかったのですが、読…

最近、漫画ばっかり読んでます2

読み続けた「王妃マルゴ」もいよいよ、聖バルテルミの虐殺前夜まで押し迫ってきました。彼女と結婚する、表紙のブルボン王朝始祖のアンリ四世のイラストが美しい。萩尾先生の画力にうっとりです。話のなかで、とても包容力のある青年に描かれています。マル…

マンスフィールド・パーク 本質的なモラルって考えてみる

オースティンの小説で、そういえばこれは読み忘れていたと思って、読んでみた。結構、時間がかかったのは、心にいちいち刺さったからだ。そして、人生を経験してこそ、この小説は面白い。主人公は大きなお屋敷マンスフィールドパークに養女にもらわれた子沢…

最近、漫画ばっかり読んでます

パソコンでKindleが読めるので、最近まんがばっかり読んでます。ちょっと、きわどいまんがも敷居が低い。少し、紙媒体の本より安いのもありがたいけど、大きなモニター画面で観れるのが嬉しい。細かいところもしっかり見直せる。twitterで連載されているまん…

中野翠「この素晴らしき世界!?」

図書館に行ったとき、サンデー毎日で連載されている一年間のエッセイをまとめたこの最新刊があった。今もコツコツと読んでいる読者がいるのだなという思いで読んだ。中野さんを知ったのは、父が、弟が通う進学校の大学進学の数を確かめるため、サンデー毎日…

たべものを記録を再現する たべものについて考える本5

芸術新潮で一年間連載されていた、江戸幕末の文献にあった料理を再現した本だ。江戸料理を再現されている「なべ家」の主人福田浩さんと食文化研究家の松下幸子と京都の名料理やの娘だった作家の松井今朝子さんの共著で、すてきなお料理の写真とうんちくが楽…