oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

雑誌を読んで感じたあれこれ。

 「CREA」一月号

 年に一回でる、映画特集。たまに、読んでましたね。アラサー向けの雑誌なので無理がありますが。大根仁と清水ミチコの対談おもしろそうと思って、読みました。大根仁が「プラダを着た悪魔」と「バーレスク」が好きと言っていたのはうれしかった。私も密かに好きだったので。実は美人のアン ハサウェイがやぼったいかっこするの結構好き、やぼったいかっこって好きな人多いよね。ハイファションって武装って感じします。

 「バーレスク」は下世話な話だけど、シュールとか、シャルウィダンスのハリウッド版出てたはげた俳優さんが、ザショウビジネスって感じで好きなんだ。どちらも、ポテチが似合うけど、心に残る。松田龍平の写真もよい。八頭身だあと、思わず、測っちゃった。しかし、来月リニューアルなんですね。連載を全部打ち切りますって。うーん、どうなんだろうね。

「BRUTAS」11月号 小津安二郎特集

 私だけでなく、みんな来てるんですね。多分、ホームドラマの基本系を作った人だと思うので。日常をさりげなく描くってなると、ここら辺かなあと。

 山田太一が「東京物語」は年寄りにやさしすぎるっと指摘は胸がすきました。私もそう思っていたので、普遍的な物語なので、子供たちいじわるね。で、話を済ませる人多い映画だと思ってました。いい映画って、欠点を指摘しづらいです。

 笠智衆のおじいさんがエリートコースから孫がはづれて、自殺する「沿線地図」はそれのアンサーみたいです。

 

 「東京物語」のより良い生活のために東京にやったのは両親であったわけで。それがうまくいかないから、当たられてもしかたないとこあると思います。社会の問題もありますが、それに乗っかったのですから。

 「沿線地図」でもう、がんばれないって、女の子と暮らす孫に対して、堕落だ、色々なものを犠牲にした、じいさんにははがゆくてたまらないって、いって、当てつけみたいに死んじゃうのはどうかと思うよ。立身出世が目的になるほど、世の中は甘くない。出来なくて、それが、惨めな結末でも、日々を続けていくのが人だと思う。「東京物語」で親に死なれた、子どもたちの密かな怒りでもあり、孫世代の頑張ることがすべてじゃないって言う、答えなのかなあ。

 日常の延長で時代は変わるような気がします。その辺が鍵なような気がします。それをやはり、日常を拡大した連続ドラマで描くのって、おもしろい。ちょっとした、流行とか、やりとりとかにその時代の困っていることとか表れると思うので。

 こうやって、雑誌を読みながら、あれこれ考えるのって、楽しい。久しぶりに読んでますが、やはり、色々な情報が、色々な書き手によって、活字でつめられてる雑誌っておもしろいやあと感じました。

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