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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

知らなかった、「河鍋暁斎展」

 東京は遠いなと思いながら、やっぱり、気になって、

河鍋暁斎展」画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル|三菱一号館美術館行ってきました。最近、浮世絵以外の江戸絵画にも評価が改められて、展覧会が増えています。斬新で、個性的なものは海外に多い気がします。それらの研究が進んだこともあるでしょう。若冲とかの展覧会が面白かったので、その流れで行ってきました。今回の展覧会は埼玉、西川口駅近くにある河鍋暁斎記念美術館の収蔵品を中心に企画されたもので、前後期に分かれています。さすがに、うちから埼玉は遠いですからね。思い切って行ってきました。

 河鍋暁斎については、全然知らなかったわけではないです。昔の乱読時代に「ベルツの日記」という、明治のお雇い外国人医師の日記を読んでいたとき、確か、外国人に、とても人気のあった絵描きさんとして、狂斎という名前で出てきてました。名前はふざけていたのですが、尊敬をもって描かれていたので、気になっていたのです。確かに、そう名乗ったときがあったと、解説にありました。

 で、肝心の絵なんですが、応挙、若冲といった江戸絵画の伝統と浮世絵を融合した、センスのいい絵描きさんです。千代紙の老舗、いせ辰の千代紙のデザインといったテキスタイルや芝居の舞台装置や幕といった仕事もしていた人のようで、イラストレーター、マンガ家さんのはしりのような人に感じられました。斬新な美人画にも興味が惹かれました。が、おもに、外国人の注文で書かれた本形式の絵画集が多いし、素晴らしいです。絵としては、情報量が少なくて軽いですが、本としては総合的に描かれているのが、面白かった。鳥獣戯画図や北斎が好きだったようで、それをテーマにした絵もありました。今だったら、きっと、マンガ家さんになるような資質です。

 春画も展示されていたからかもしれませんが、動物をかかせても、仏さまを書かせてもエロチックな雰囲気がします。好きかといわれたらどうかと迷いますが、面白い絵描きさんだと感じました。この展覧会は9月頭までですが、興味のある方は、埼玉の美術館に行ってみてください。

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気に入った絵のポストカード買ってきました。真ん中は千代紙のデザインです。

 

芸術新潮 2015年 07 月号 [雑誌]

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河鍋暁斎絵日記: 江戸っ子絵師の活写生活 (コロナ・ブックス)