大抵は、ご近所の本屋さんに、行っています。うちのご近所は、購入者が、だいたい、団塊の世代ぐらいの人と、中高生が中心です。だから、店頭に、並ぶ本は、本当に、全国的に、売れている本が多いです。イベントなんかで、東京に行ったとき、大きな本屋さんに、大抵、寄るんでけど、そのとき、並んでいる本が、2ヶ月後に並んでるような気がします。しかしながら、それは、本当に、口コミで、皆に、読まれている本である事が、多い気がします。だから、結構、ロングセラーで、選ばれた本が並んでいます。まあ、だから、様子見して、買えるのが、ありがたいです。
あと、書店員さんが、ヤンキー系の女の人がいたときがあって、そのときは、叶恭子さんの人生相談本、買いました。ファンである作家さんが、紹介してて、知ってたけど、他では、発売の時期から、遅くなってたからか、見た事なかった。腹の据わった恭子様の本は、面白かったです。
- 作者: 叶恭子,叶恭子(挿画) 100%ORANGE(表紙)
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2008/08/23
- メディア: 単行本
- 購入: 16人 クリック: 144回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
やはり、本屋ごとに、得意な本があるので、行き先ごとに、本屋をめぐるのは、楽しいです。ときどき、趣味のことで、出かけて行って先で、森薫の「乙嫁語り」を凄く推してた、本屋さんがあって、あんまり、推すので、読んでみました。メイド漫画「エマ」で、有名なので、やだと、思っていましたが、画力はほんとすごい。書き込みの細密さは、すごいです。1920年代ぐらいの中近東の部族社会を舞台に、していて、風俗漫画として、面白い。こういう風に、ちょっと苦手なものも、人を通して、紹介されると、読んでみようかと思うのが、本屋さんの楽しみだと思います。
旅行先でも、時間があったら、本屋さんに寄ってしまいます。5年ほど前、夫婦で、青森の三内丸山遺跡に行ったときも、ふたりで、本屋、行ってました。あの旅行は、ちょうど、弘前の桜の満開に当たって、楽しかった。そのなかで、成田屋本店という本屋で、青森の民俗学の本を買えたのは、嬉しかったなあ。そこにしかない本っていうのは、うれしいです。だから、旅先でも、本屋に、行ってしまいます。
あと、美術館で、美術書を買うのも、好きです。展覧会のテーマごとに、集められてて、あっと驚く本があったりすると、幸せな気分になります。高い本が多いので、大抵は、眺めるだけで終わりますが。
最近、SNSをやっていると、本屋の品揃えと、欲しい本が、一致するときが、ありました。都内の某書店さんに、立ち寄ったときです。そういうときは、流行に、まどわされてるなあと、反省します。
でも、そういった事に、出会うと、自分なんて、たいしたことないなと思う。自分の中で、今、本当に必要なものを選ぶセンサーが、にぶってるんだと、感じます。せっかく、読む事が、好きなんだから、読める本だって、そう多くないんだから、心の自由を大切にしなくてはと、思うのです。
自分の好みの本と、そして、少しづれてる本と出会うことが、楽しい本屋の遊び方だと思って、日々を生きております。