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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

日本の結婚がおかしい「中国嫁日記」

 「中国嫁日記」のことを知ったのは、コミケをめざす長男さんからだった。ジンさん「かっこいい、憧れる」って言っていて、変だなあと思っていた。私がイメージする中国嫁は、どうにも女性に相手にされなくなった年配の男性が、貧乏な中国人女性と結婚するパータンだ。もしくはエリート同士の国際結婚。概ね他人事と思っていた。しかし、twitterで紹介され読んでみたら、全然ちがった。これは日本の結婚がおかしいんだな。そこのはざまで起こったことなんだなって思った。もちろん、漫画家としてのジンさんは優れていて、自分を客観視し、面白おかしく描いていてたのしい。

 だいたい、みんなはコミケのことを勘違いしている。昔はともかく、コミケに参加できる一般人は、お盆と正月に休みが取れるひとだ。あと、かなりお給料をもらっている。コミケに漫画を提供するのも、買うのも結構お金がいります。地方から来てるひとは宿泊費もかなりかかる。そして、予約をとる気持ちの余裕も必要だ。かれらは日本を支えている中核のひとなのだ。描き手になるひとも、ある程度絵をかける教育をうけたひとで、かつ本や漫画をある程度読み込んでいるひとだ。だいたい、あの漫画の入っているリックを担いで、56万人に参加できるひとだぞ。体力もある。しかし、そのなかで頑張っている男性は引っ込み思案で、漫画関係というだけで恋愛市場からはじかれるのである。コミケの女の子には、可愛い子もかなりいるが、概ねマスコミにちかいアニメ関係者をめざすようだ。作者のジンさんは、そんなオタクな男の子の理想のひとつらしい。

 まあ、だいたいバブルのころから始まった合コンが悪い。はやらなくなっているのでなんだが、あれは見た目、本能的にもてるやつが総取りするイベントだ。モテる男女が相手をえらぶことです。だから、ほとんどなひとがあぶれる。あと、初めての合コンはもてる。うぶだから、騙しやすいからだ。この私でもそうだった。でも、すぐややこしいひとだとわかって、飲み要員でありました。そういったように日本の恋愛は選ばれたひとがするものになってしまった。だいたい、付き合うということは、日本においては結婚が、一応前提という堅苦しさがある。映画で知っただけだが、アメリカなんかだと、デートは数をするもので、特定のあいてにめぐり合うのは結構時間がかかるものらしい。というか、日本では、結婚はできあがったひととする失敗できないイベントと思いこんでいるとしか思えない。世界の多くのひとは結婚は失敗もあるし、お互いが育てるものだとわかっているような気がする。

 日本は離婚がすごくしにくいし、片親のこどもにとても冷たいのもある。あるべき男女像も、世間様のなんとなく枠からはずれるとぼこぼこだ。むしろ、日本人が結婚できないのは、普通というものが、すごく狭いためだと感じる。まあ、歴史好きな私からみると、江戸時代までは結婚がぜいたくで、男があまるのが当たり前だってことに戻ったってことかなっと思う。まあ、世界をみると、今もそれがふつうの国も多いし。インドとか、アラブとか。でも、ですね。

 そういったなかでジンさんは仕事で成功し、お金もあり、人柄もいいし、常識もある。まあ、引っ込み思案でオタクですが。だからといって、結婚相手として、日本の女の子が相手しないっていうのは、なんだかせせこましいよなっと思う。そんな世の中に、彼らが風穴をあけたってことで痛快であります。ユエさんはたくましさがあるのだ。

 二人を通じて、中産階級がおこり、劇的に社会が変わっている中国のダイナミックさがわかり面白い。もちろん日中関係も日々変わるのだ。興味のあるひとは、是非、このまんがを読んでみてほしい。

 

中国嫁日記 一

中国嫁日記 一

 

日中関係が可笑しい」でしたっけ、帯がすきだったです。

 

月とにほんご 中国嫁日本語学校日記

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