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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

デビルマンを読み直してみた

 本棚をあらためてみて、かつて読んだ、デビルマンを読み返してみました。デビルマンのアニメの第二話を見たとき、氷づけにされたデビルマンの恋人の姿と妖獣シレーヌの登場シーンに、大人のエロスを感じてドキドキしました。しかしながら、アニメの話はだんだんとキャラクターとの対決になっていき、いつもながらのヒーローもので、がっかりした記憶があります。放映後の次のアニメのキューティ・ハニーの方が、アニメとしては、面白かったかな。

 しかしながら、私にとっては、忘れられない作品です。というのは、週刊マガジンでのデビルマンの連載を見たからです。その当時は、子どもだったので買って読めなかったですが、雑誌サイズで見る、デビルマンシレーヌの対決の美しさと残酷さに興奮させられました。ご近所の本屋さんで、女の子がマガジンをみるのは、恥ずかしく、その続きは、見ていません。その後、1998年の文庫版を読みました。発表当時から、なんども書き直された結果の本ですが、読めて、ほんと嬉しかったです。確かに幼いときのままのマガジンを読んでみたい気がしますが、あのときの初めて感じた、無意識からの感動はないでしょう。

 デビルマンの連載直後、永井豪の初期の短編をいくつか読みました。そのなかには、ヨーロッパの中世を舞台にしたものが、いくつかありました。今でいうと、古屋兎丸みたいな、静かで、精密なかんじの絵柄です。資質も似ていると思います。略歴でみると、学校の先生の息子で、家にある画集で、ミケランジェロなんかをみていたようです。だから、ムキムキでグラマラスな裸がたくさん出てくるんだと思います。水木しげるなんかもそうですが、西洋の中世あたりの絵の影響を受けてるマンガ家って、多いなあと思います。ダンテの神曲が大好きみたいで、「ダンテくん」って、漫画もありますね。私は、読んでないですが。

 アニメ「エヴァンゲリオン」の身体がとろけて合体する話や、やたら、筋肉美が強調される「北斗の拳」といったマンガは、永井豪がなくては、ありえなかったと思ってます。もう古いマンガとも思いますが、私にとっては、今だ、なぞを投げかけているマンガです。絵としても、頭に羽をはやしたシレーヌの造形や、ヒロインの生首や、デビルマンの顔の変形といったグロテスクな美しさが印象的でした。そして、意外な最後にむかうストーリーの面白さは忘れられません。