ジブリで、「思い出のマーニー」の映画化をするらしい。この本は、河合隼雄の本で紹介されて、読んだ本の一冊だ。岩波の少年文庫にある、とても、ささやかな小説だ。
その紹介のなかで、忘れられない言葉は、相手に聞く準備ができて、初めて、自分の気持ちを語ることができるという言葉だ。さらっと、流せば、あたりまえのことだ。
でも、それこそが、この小説のテーマなんだと思う。その話については、どうぞ、アニメ化前に、興味があったら、読んでみてください。
世の中で、よくトラブルがおきたとき、言ってくれたいいのにって、言うことがよくある。実はそのトラブルがおきたからこそ、言えたということが多々ある。
そうなのである、色々とでこぼこするから、人は相手のことを考えるのである。相手を受けいれるということは、でこぼこを含めてのことである。