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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

もう少し、甘いものについて考えてみる

食べ物  読書

 前のブログに出てきた、浅草の福太楼は京都のおいしいあんこを中心に紹介した、「あんこの本」で知りました。この本は最初に著者、姜尚美さんの「わたしはあんこがきらいだった」というまえがきではじまります。その彼女が、自分が食べれるあんこのおいしい店を探し当て、お店の人に店の由来や心がけを聞き、あんこ作りの手間や歴史まで知っていく本です。そして、その旅は、大阪、東京、全国にひろがっていきます。お名前でわかるように、在日韓国人の方です。この本は、和菓子の本場である京都で生まれた彼女が、生まれた日本と折り合っていく心の旅でもありましょう。

 この本を読んでると、小豆への手間は縄文時代のどんぐりの食べ方に通じていると感じました。どんぐりをたべるには、とてつもなく、水でのアク取りが必要です。どんぐりや豆は種なので、食べ物がないときの保存食として、半永久的に保存できますが、毒をふくんでいます。あんこというたべものは、その毒をどう消し、高タンパクなご馳走を食べさせるためかではじまったようです。たとえば、福太楼はすぐ近くの吉原でのおやつ売るため、明治頃できた店で、お酒飲みでも、食べれるようサトウに頼りすぎないあんこに命をかけているようです。

 そういった庶民のみじかだけれど、とても手間をかけたあんこのおいしい店が紹介されていきます。そのひとつとして、盛岡の福田パンも紹介されているのもいい。読んでるうち、著者のきもちを実感したくて、表紙で紹介されている奈良の当麻駅前の中将餅、食べに行ってきました。よもぎをたっぷり入れてもちに、炊きたてのあんこを乗せたシンプルなものですが、大和三山のふもとという場所柄でしょうか、何か神聖なものを感じさせるお菓子でした。神社仏閣とあんこ、実に興味深い。近くにあった古事記にのっている相撲の元祖、当麻蹶速ゆかりのすもう博物館もいい展示なので機会があったら、いってみてください。あんこの秘密が体にはいってきます。

あんこの本 何度でも食べたい

あんこの本 何度でも食べたい

 

 

 

京都の中華

京都の中華

 

  この本も。こちらは、京都の中華について紹介した本です。この本によると、和食の伝統がつよい京都で、中華は肉が食べたい職人や工員さんのスタミナを支えるために和風のだしを使って発達したようです。ここでも紹介されているぎょうざの王将の本店があるように、今、世界的に食べられている、独特に発展したぎょうざやラーメンって京都が元のひとつなのだと思います。この本も何かを食べさせることって、相手と対話することなんだとを、改めて感じさせられる本です。

 

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