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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

旅先で読んでた本

 

飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの

飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの

 

 

 ちょっくら、関西の方へ、お墓参りやら、主人の両親訪問やら、友達のお見舞いやら、家の大掃除やら、家族の料理指導やらに、しばらく、行っておりました。色々とあったけど、それなりに楽しめました。

 そんなときでも、活字中毒者の私としては、本が、旅のお供としての常備薬であったのです。そのお供となった本。まず、行きの新幹線で読んだ本。

 

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)

 

 「三島由紀夫レター教室」 ちくま文庫 

  名著です。私は、かつて、母の持っていた、主婦の友かなんかの付録の手紙見本集という本を愛読していて、結婚の時も、持ってきました。確か、今も家の段ボールの中に表紙を直したのが、あると思います。これは、そのころの女流の流行作家である、曾野綾子田辺聖子瀬戸内寂聴、そして、脚本家の水木洋子などが書いた、手紙文の見本集なのですが、いやあ、おもしろいです。友人の結婚のお祝いからはじまり、出産後、体調を崩して、入院したときのお見舞いのお礼、離婚のお知らせ、借金のお断り、兄弟への仕事の依頼とか、短編集を読んでいるような楽しさでした。

 それを、三島由紀夫が、ひとりで、やってのけた本が、この本です。手紙文の文章見本として、そして、小説として、読めます。実際、婦人雑誌の連載だったようです。まるで、万華鏡のような複雑な解釈を許す文章で、三島由紀夫の世界を満喫出来ます。そして、最後のあとがきもきいています。

 

 

「うまいもん屋」からの大阪論 (NHK出版新書 357)

「うまいもん屋」からの大阪論 (NHK出版新書 357)

 

新書の本もあります。

「飲み食い世界一の大阪 そして神戸」 江弘毅 ミシマ社

  まず、サイゼリヤ論から、始まります。びっくらしました。サイゼリヤって、エスカルゴがあるのって、初めて知りました。そうなのか。この本は、大阪の、安くてうまいもんについての本です。いわゆるグルメ本ではなく、うまいもんを通して、大阪の文化について、語っています。餃子や、鶴橋の焼き肉、美味しいものが、たくさんでてきます。それらの名店についての紹介を、楽しみながら、身近で美味しい店を探すための、知恵がつくのが、うれしいです。早速、帰りの新幹線で、酒に弱い私は、餃子とビール食べました。おばさんのビールは、外国人の観光客からは、ちょっと、怖かったみたいですが。

 

 そして、四条の名喫茶店フランソワで、コーヒーを飲むために買った本。余談ですが、最近まで、何度も、店の前を通っていて、バーかなにかと思って、気がつかなかったお店です。こういうのを、扉が開くというのでしょうか。

 

「寂しいのは、おまえだけじゃな」升野浩一 集英社文庫 です。

京都は、文系大学生が多い土地柄なので、詩集のコーナーが、充実していて、嬉しくなって、買った本です。京都でないと、この本は、なかなか、買えないと思いました。現代短歌、最近読むようになりました。その中の歌。

 毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人である

いいですね。短歌に、その作られたエピソードを添えてあるエッセイがついていて、渋いです。今回は、手紙がらみの本が多いです。そして、今回の旅の心境としては、

 八月の正岡さんは永遠に早坂くんを好きにならない   です。

 なんだかんだといって、楽しかった旅でした。