昨日、NHKBSで、デジタルリマスター版のゴジラを見た。ありがたいです。劇場で、限定放映されているのを知っていたが、そこまで、熱心な観客では、ないです。子ども時代、ちょっこと、シリーズを、映画館や、テレビで見た人です。しかしながら、学校の休みに映画館に通っていた人としては、気になる映画でした。その辺りの、思いは、ここを見てください。「夏の思い出」夏休みといえば、東映まんが祭りだった - oohaman5656's blog
大人の世界に、憧れていた私は、圧倒的に不可解な存在だった、初代ゴジラ映画をずっと見てみたいと思っていました。
映画を見てみると、始まりの、タイトルから、ワクワクさせられました。あの伊福部昭の主題歌がたまらなかったです。土臭いというのでしょうか。あの音に、豪快な墨書きのタイトル、いいですね。ぐんぐんと、ゴジラの足音が迫ってくる感じがします。
そして、何とも、土臭いゴジラの伝説がある島の様子、そして、ゴジラをやっつける博士役の平田昭彦のやさぐれた、マッドサイエンスぶりも、変で、面白い。これ、地もあるのかなと、思います。戦後すぐの影を、ひどく感じます。なんか、白土三平や、水木しげる的世界感。
それなのに、ドラマのところは、小津的な家庭のセットが使われていて、混沌としています。しかし、この混沌な感じが、新しいもんを作るぞ、本当の恐怖を描くぞという、力強さがあってよかった。
そして、初代ゴジラのめちゃくちゃなあばっれぷり。東京を破壊し尽くします。無慈悲としかいえない。とても、ダークな気分になります。確かに、これは、問題作だったのだなあと、思いました。
この映画が、テレビで放映されたのは、アメリカでの、新しい『ゴジラ」がきっかけですけど、見れてよかったです。