oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

友情って、あります。「ジゴロ・イン・ニューヨーク」

 


映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』予告編 - YouTube

ウッディ・アレンが、出演した、ジョン・タトゥーロ監督、主演の映画を、見てきました。アレンが、かなり、協力したようで、当て書きっぽい、脚本になっていて、素顔が見えて、興味深かったです。

 まず、タトゥーロが、女にモテモテだけど、失業している男で、相棒のユダヤ人で、年下の黒人女性に、養われて、連れ子とで暮らしている男が、アレンです。そのふたりが、女好きの趣味と、実益をかねて、ジゴロの商売をする話です。

 そして、その二人に絡むのが、好色だが、筋が通っていて、頭がいい女医さんに扮した、シャロン・ストーンです。もうひとりは、最近、ジョニー・デップに捨てられた、バネッサ・パラディが出ています。彼女は、厳格なユダヤ教の指導者、ラビの未亡人で、子どもが六人いる女性の役です。そうです。実生活でも、アレンは、年下の韓国人女性と結婚して、小さな養子の子どもを育てています。そして、バネッサも子だくさんですね。そんな、二人の素顔が、クスッと笑えるのが楽しいです。

 私は、バネッサ・パラディ、初めてなんですけど、ちょっと、若いときの、スーザン・サランドンに似ています。演技がうまくて、びっくりしました。さて、彼女は、今でも、伝統的な暮らしをしている、ニューヨークのユダヤ人街に住む人たちに囲まれて、息苦しい生活をしています。そこへ、美人の彼女にちょっかいを出しに、アレンが、現れるのです。そして、彼は、ハンサムではないが、やさしく、色っぽい相棒を紹介するのです。

 彼女は、素敵な彼と、恋に落ちます。しかし、戒律を守らなくて、好き勝手な生活をしている、アレンは、近所の人たちに、目立ってしょうがない。そこで、色んなドタバタが、おこるのです。

 アレンの繰り出す、ギャグ、ユダヤ人の星である、野球選手のユーキリスのコネタや、イタリア系で、インテリな、ニューヨーク男のタトゥーロの魅力が楽しいです。

 そして、俳優さんたちの、尊敬と友情が、そこはかなく、ただよっていて、心に残る映画でした。


『ジゴロ・イン・ニューヨーク』ヴァネッサ・パラディ歌声シーン - YouTube