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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

ふるさと大阪を考える 2

 続きです。大阪について考えると、私が、かつて読んだ、司馬遼太郎の歴史ものを思い出します。彼は、坂本龍馬を、人々に発見させたように、歴史に埋もれた人物や、出来事を教えてくれた人だと、思っています。初期は、大阪の歴史について小説を、色々と書かれています。

 まずは、幕末と明治期の大阪の侠客、明石屋万吉の生涯を描いた本です。戦前生まれの私の父の冗談で、出てきて、誰なんやと思っていた人物でした。彼を通して、幕末の大阪の堂島の株式市場の前身の米相場の様子や、鳥羽伏見の戦いのあとの大阪の混乱が描かれています。

 

新装版 俄(上) 浪華遊侠伝 (講談社文庫)

新装版 俄(上) 浪華遊侠伝 (講談社文庫)

 

  そして、かつて、大阪城の築城の地にあった、石山本願寺と信長が戦った、石山合戦についての小説です。本願寺側で戦った英雄、雑賀孫市について、描いています。孫市が、本名 鈴木孫市であること。日本で、一番多い名字、鈴木さんが、和歌山県がルーツである事を、この本で、知りました。熊野神社の神官であった、この名字が、東日本に信仰を進めて、広まったのですね。そして、戦国期、浄土真宗に帰依した人が、多かったようです。雑賀衆が、鉄砲技術を、武器に戦ったいきさつを描いたものです。関西に、鈴木姓が、意外と少ないのは、その頃、信長や秀吉に、多くが殺されたためだと、知りました。

 

尻啖え孫市 新装版(上) (角川文庫)

尻啖え孫市 新装版(上) (角川文庫)

 

 

 この二つの小説は、資料が少ないなか、資料を集めて、大阪の忘れられた出来事を描いていて、面白かったです。

 司馬遼太郎の一連のエッセイ等で、同じく、大阪城の場所にあった、飛鳥時代難波宮についても、知りました。そして、大阪が、湾を開拓して、外国や、熊野をはじめ、色々なところと繋がる港町であった歴史のことを、改めて考えさせられました。