日本人のくらしと文化 宮本常一
初、宮本常一本。やっとこさ、読んだ。この前、神田で本を眺めていたら、山本周五郎と一緒に監修している本があって。宮本常一、読んでみようと思った。
山本周五郎の「日本婦道記」って、本は江戸時代の女の人の感情が描かれていて、とても、役に立った。亡き母が親代々からか受けたトラウマが理解できた。民俗学的なアプローチが面白かったから、読んでたんだなあとわかった。「青べか物語」とか。
この中で、本で家の構造を知っているだけではなく、実際、家を自分で建てられることは違う、それが本当の知識というものだというのは耳が痛かった。この前、「出来こころ」の俳優さんの存在感の強さを思い出したりした。本とかでなく、体で覚えた知恵に、強い。それに民俗学はつながるような気がした。現実に役立つことは、面白い。