oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

日々を エッセイストの中野翠さんのこととか。

TOKYO海月通信

 久しぶりのブログです。とにかく、今年は寒かったので更新なまけてました。でも、改めて、書いてみたいと思ったのは、twitterでフォローしてる人が読んだということで、中野翠さんのサンデー毎日の2017年までの連載をまとめた「海月通信」を読んだからです。ここのところ彼女の エッセイ読んでなかったのですが、やっぱり好きだなって感じました。

 映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を見て悪役のマイケル・シャノンに感じ入ったのですが、注目していた、「ドリーム 99%を操る男たち」の悪役も彼だと知りました。これは家を取りあげられたアメリカのプアホワイトが悪徳不動産の手先になるという内容で面白そうと思っていたのですが、ぜひ見たいなと思いました。トランプを支持していた人は、どんな人たちかを、がっつり描いたもののようです。アメリカでも発言力が低いけれど、多数派、そして、マスコミなんかに馬鹿にされている人々はどうなのかの告発したものらしいです。さすが、このころからマイケル・シャノンに注目するとはさすが、中野さん流にいうとお目がたかい。

映画関係でいえば、私が避けてるキム・キドクが、すでに2016年の映画で北朝鮮の漁民についての映画を撮っていることを知り、改めて今を切り取るひとなのだと思いました。韓国の現実と混とんを象徴する作家さんなんだな。

 

メル・ギブソンの「ハクソ―・リッジ」にも言及していて、ともかく、人格やエゴよりも、観察者として筋金なんだと改めて感じました。時事だと、あべさんのことも落語的に表現してて、ちっちぇいおとこなんだよね、とかあるしね。物事のとらえ方が遠景でユーモアになってるのがほっとさせてくれるんだなあ。清少納言からの多分、日本の伝統、お調子者を装っての辛辣さがここちよいです。

 山田太一さんのドラマで「早春スケッチブック」が一番好きというのもうれしかった。 特別なドラマだと思ってたので。自伝的な文章でよんだ、山田太一寺山修司との色っぽい友情関係が にじみ出ている話だと思うし。そういえば、春日太一さんの岩下志麻へのインタビューをまとめた「美しく狂おしく」で、夫婦役の河原崎長一郎岩下志麻はいとこ同士であることを初めて知りました。あの親密な夫婦関係は、そこからかもされていたのだな。結婚して子供を持ちながら、どう働いていくかを切り開いた一女性の体験記としての話まで聞き出してるのがいい。岩下志麻は、「鬼龍院花子の生涯」の五社英雄に惚れられていたようですけど、なぜ、篠田正弘を夫に選んだか、それがわかるのも面白い。篠田との仕事についても、初めて詳しく知り、その業績もきちんととらえていて、彼の映画も見たいなと思いました。

 彼女の文章がヒントになって、知的な好奇心を肯定できます。元々、親がサンデー毎日の受験の記事を熱心に読んでて、その毒消しと感じて、連載されてたエッセイの読者となりました。人生は競争だけ、人に認められることだけにこだわるのはつまんないって励まされたかな。

 こうやって、つらつら書いてみると、文章をなぜ書きたかったかの原点のひとつにもどれたような気がします。

 

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小田原城、夜桜見てきました。おすそわけ