oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

最近、漫画ばっかり読んでます

 パソコンでKindleが読めるので、最近まんがばっかり読んでます。ちょっと、きわどいまんがも敷居が低い。少し、紙媒体の本より安いのもありがたいけど、大きなモニター画面で観れるのが嬉しい。細かいところもしっかり見直せる。twitterで連載されているまんがもおもしろいものがあって、SNSとまんがは相性がいいなあと思う。というか、本当にまんがの世界は驚くほどいろんな人がいて才能があって改めて驚いた。まあ、こんなに読んで身になってるのかと思うけど、楽しい。

  BLって、敷居がたかかったけど、よしながふみのは読んでみたかったので、読んでみました。面白かったのはこれかな。ほかのも読んでみたけど、これが一番好き。主人公たちが愛し合うことで変化していくのが細やかに描かれている。時代背景もしっかりと踏まえて影響として描かれているので、ふたりだけの世界に終わってない。エロが描かれているけど、感触としては、「きのう何食べた?」に似ている。あの作品も主人公たちがゆるやかに考えや立ち位置が変わっていく。よしながふみの面白さはこのゆるやかな変化を描けるってことかなと思いました。

 岡崎京子もいまさらながら読んでみた。私よりすこし下の世代でもあり、苦手で怖くて読めなかった。今読んでみると、書かれたころ、つぎにくる時代のあやうさが描かれてて身につまってた。意外だったけど、手塚治虫のファンタジーの影響もすごく感じました。でも、今でもあんなふうに扱われているひといるわけで。そして、しっかり生き抜くひともいるわけで。今、整形外科医の高須さんが茶化されながらも、肯定されてるのをみると、たしかにどんな歪なかたちでも生き抜くということなんだろうなと思います。

 

ヘルタースケルター (Feelコミックス)

ヘルタースケルター (Feelコミックス)

 

  日本赤軍の実態をえがいたまんが「RED」をかいた山本直樹の初期のまんが。本の中の人はみんなセックスばっかししてるし、本格的なエロまんがだと思うけど、心にささって消費されない印象が残ります。特に表題作の「BLUE」はいい。高校の屋上の密室が舞台というエロの王道なんですが、リアルに感じられて、現実にあったことのような痛みをかんじる。青空があり、風が吹かれている屋上の現実と若い時代にある、動物的ななにかしらの死の扉をのぞかせるような暗黒とみずみずしさがあっていいです。ラストは現実だったのか、妄想だったのか。パラレルワールド的に終わるのも渋いです。

 

BLUE・ブルー

BLUE・ブルー