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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

孤独のグルメ 食べもの本 1

  「孤独のグルメ」のドラマをみて、原作を読んだ人も多いとおもう。わたしもそうだ。でも、はじめて久住昌之谷口ジローの本で読んだのは「散歩もの」だった。「散歩もの」は雑誌「通販生活」に載っていて、好きだったまんがだ。確か、雑誌は空気に良いというデロンギヒーターに惹かれて購読し出した。結局、電気代を食いそうだし、重そうで、アホらしくなって買わなかった。うん、ふとんとか旅行鞄は買いました。その当時、この雑誌は内田春菊を夫からかくまったりと何かとお騒がせだった。社会的な主張が多く載っていたが、ごめん難しかった。読み応えがあったのは、その商品説明だ。詳しくて、面白かったので、団塊の世代の理屈っぽさにちょっとと思いながら楽しんでた。軽い読み物も面白くて、奥さんの樋口可南子さんがものを買うなと怒っていると、面白おかしく書かれた、糸井重里さんの通販体験記もあり、ほぼ日の通販の参考にしたのではないかな。そのなかに東京都内の各所を男が色々と思いながら散歩するという、「散歩もの」があった。その当時、ドロドロの子育てをしていて、いつかこんなのんびりとしたことしてみたいって思ったよ。

 今、改めて「孤独のグルメ」を読んでみると、「散歩もの」はその続編だったんだなと思う。テーマは同じだ。町歩きして、何かに出会う、そして、視点が少し変わって、こころの風通しが良くなる、そんなささやかな体験の記録だ。「孤独のグルメ」は東京山谷のめしやの話ではじまり、コンビニで買ったもので事務所めしがあったりする。わたしは美味しいものを食べるというよりは、食べることを通して体験をかみしめる話だと思う。だからこそ、一冊の本をもとにじっくりと、雑音がない深夜のあの時間のドラマの元ネタとして成立したのだと思う。地味なまんがだけど、シンプルだ。そして、食べることは生きることの誰でもできる確認だという入り口の広いテーマと、谷口ジローのまんが世界の入り口にもなっている、なんだか、親切なまんがなのだ。

 

 

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

 

 

散歩もの (扶桑社文庫)

散歩もの (扶桑社文庫)