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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

今年見た映画を語ってみよう

今週のお題「今年見に行ってよかったもの」

  今年いちばんに印象に残った映画は小栗康平の「FUJITA」です。説明が少ない映画なので、誰にでも勧められるもんでもないですが、アッツ島玉砕の絵のまえにたつ藤田嗣治のなぞは私たちのなぞでもあると思っています。近代化の恩恵者でもあり被害者でもあることを思い知らねばと感じました 

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 スカッとした映画といえば、「マッドマックス」ですね。娯楽映画として、完璧ではないですか。画面のながれのスピードがはやく、編集がすごい。それでいてわかりやすくて、深い。セリフは簡潔に、映画は映像だと改めておもい知りました。

 

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 愛着があったのは、山下敦弘監督の「味園ユニバース」です。お酒飲めないから、あんなディープな大阪行ったことないし、渋谷すばるも好きじゃない。でも、大阪の街のたたずまい、鈴木砂羽二階堂ふみといった女性陣、いい感じでした。そして、音楽の爽快感が楽しかったです。前作の「もらとりあむタマ子」もすき。田舎のダサいスポーツ店を舞台にして、もっさりとした父親と暮らしている東京で疲れ果てた女の子の話。前田敦子嫌いって人多いみたいですけど、あの可愛いんだか、ブスだかわからない感じが生活感があっていい。その感じにぴったりな映画だなと思いました。現実とリンクして映画をとっている感じが、今の山下監督にあって、目が離せない感じです。

 

味園ユニバース 通常版 [DVD]

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 あと、演技すごいなあと思ったのは、安藤サクラの「百円の恋」だめ姉ちゃんから、ボクシングをやることで、ちょっといい女になっていく感じだ、絶妙でよかった。「愛のむきだし」の怖い少女の印象が忘れられないし、「愛と誠」のガム子の驚きべき歌のうまさとダンスのキレ、そして、病む女性を体で表現した「白河夜船」。綺麗に見せることにこだわらない根性すごいです。

 みじかにある、普段目をそらしてさえいるところに、すごいもの、すごいことがある。細部に神がやどりたもうということはこうゆうことだとしめした映画です。東京近郊にある森が圧倒的な美しさで迫ってきて、樹木希林さん演じるおばあさんを通じて人間もその一部なんだなと感じさせられました。

  

 許していくとはどういうことか、共存していくこととはと感じつつ、エンターテイメントとしても優れた映画で、印象に残ってます。もっと多くの人に受け入れてもらえて、しかもアートである深みのある映画を作りたいって切実に感じられました。

 

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 映画を物凄く見てる人から見るとものたりないのでしょうが、改めて、映画好きではあるなと思いました。もう少し、好奇心に素直に、意地汚くむさぼっていいかな。

 みんなで楽しめる映画を作りたいってながれが出てるような気がします。普段わかりにくい映画を作っている小栗康平河瀬直美もメジャー志向の映画をとっているのはそういうことかなと思います。「バグマン」もわかりやすい漫画の殿堂ジャンプ自体を描くことにこだわってたし。そういえば、007も娯楽としては物足りないって、見直したみたいですね。常に映画を見てる人にわかる映画もいいけれど、いろんな人にもう少し深いものをというのは、大切であります。洋画あまり見なかったなあ。来年はもう少し見たいです。