oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

続Y字展行ってきました

  しばらく、関西に行ってきました。そのときに夫と一緒に横尾忠則現代美術館の続Y字展に行ってきました。以前、開館記念展に行ってきて、現在も書き続ける横尾忠則の作品に圧倒されたのですが、それから3年経ったんですね。

 美術館は王子動物園のお向かいにあり、パンダやコアラもいるようです。三年前の寒い日もですが、今回はお天気がよく混雑していたので、動物園には行きませんでした。いつか行ってみたいような気がします。その動物の匂いの生々しさは横尾忠則的ではありませぬか。

 さて、Y字は横尾忠則が追求しているテーマで、たくさんの作品がありますが、かつてY字展という展覧会があって、その続編として、2006年の作品を中心にとして開催されたものです。同じモチーフの連続性のなかで、息をするように絵をえがき、なにかを掘り下げていく。それこそが、生きることがアートであるというメッセージなのでしょう。横尾のふかしげな女性像もいいですが、Y字シリーズは現生や普通への境界上にあり、アートに対して身構えてるひとにも分かりやすいように思います。

 Y字シリーズは普通の風景のなかに見えないものをみいだすために描かれたそうですが、逆に風景が闇でみえなくなる黒いY字路シリーズ、面白かったです。Y字路の写真集の展示もあって、ますます、見えてるものとはなにか、考えさせられます。いいなあとか、気分が悪いなあという、普段蓋しているものの鎧をとる、それが絵とか見ることかしらんと思います。そこがシンプルに訴えてきて、好きなんです。

 横尾忠則は、ジャンプの「ジョジョの奇妙な冒険」や、「ONE PIECE」とかの共通性を感じます。あと、楳図かずおとか、伊藤潤一とかいったホラーものの漫画の感じ。好きな人すごく好きではないかな。西洋の絵画を合理的にみっちり勉強した人に感じない、昔の児童雑誌や黄金バットといった、古いお宮の泥絵の具の絵の日本の伝統の延長を感じるのです。そんな絵をみて、頭でっかちをほぐす、いい体験になりました。

 

 

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 その日の帰り撮った写真。昼間のY字路は怖くないと夫が言ってました。逆に夜撮りたくなったりして。 

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以前の展覧会で一番気にいった絵の絵葉書。光に向かって道が続いているのが印象的でした。

 展覧会は11月まで続くようです。次は瀬戸内寂聴の「幻花」の挿絵展のようです。

www.ytmoca.jp