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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

美の歴史「岡田美術館」

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 先日、歌麿の「深川の雪」が見たくて、箱根小涌園前の岡田美術館に行ってきました。去年、開館して、話題になっていたのですが、今年は8月31日までということで、時間をやりくりして行って来ました。「深川の雪」は保存のために年間何ヶ月の展示のようです。歌麿の色彩感覚、風景描写を含めての総合力がわかる絵だと思います。子供がさりげなく描かれていて、この絵のテーマ、遊里の申し子としての歌麿という自負を感じました。遊里は、日本文化の粋をあつめた所でもあります。歌麿晩年の名絵です。吉原と品川を描いた絵との三点セットで、それらの海外の作品をいつか全部を見てみたいです。この絵を中心に縄文の土偶をはじめ、弥生式土器、備前尾形乾山といった日本の美の歴史で構成されている部屋は圧巻でした。美への尊敬に満ちた構成が素晴らしいです。

 この美術館は名品がたくさんあります。土偶の馬、浮世絵の名品、中国、韓国の焼き物やら、上野の国立博物館なみの展示で東洋美術が一通りわかるっていうのが面白いです。

 個人的に好きになったのは、景徳鎮の乾隆帝時代の陶器群です。モダンでかっこいい。そして、狩野派の無名画家が描いた中国の在家の仏教者の女性の絵がよかったです。真正面のアップを描いた珍しい構図で、清らかな絵です。箱根は温泉だけではもったいないです。湯本の川沿いのはつ花そばも美味しかったなあ。

 

喜多川歌麿 (新潮日本美術文庫)

喜多川歌麿 (新潮日本美術文庫)