oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

リメイクの面白さ「天皇の料理番」

 最近のドラマでは、「天皇の料理番」を見てる。佐藤健いいなあ。「るろうに剣心」見たんだけど、まるで別人だ。うまいですね。のちに天皇陛下の料理番になる秋山徳蔵さんの人生をえがいたドラマなんだけど、波乱万丈でおもしろい。黒木華が奥さんの役で出てるけど、この人もうまいので、前回の夫婦の愛をえがいた場面はぞくぞくしました。さすがに、18歳ぐらいというのは無理があったけど、ふたりの若くて、視野がせまくて、思い込みのはげしさが見えてよかった。しかし、秋山夫妻は16で結婚したのですね。実際は、もてあましの次男坊を口減しで養子に出したというのが本当でだろう。今考えると、ひどい話だ。フランスに料理の修業に行きたいというのもむちゃだ。でも、それを応援する人がいて、行くだけで、一流になれるのが、明治だったんだなと感じた。立身出せをめざして結核になった長男が夢をたくすというのも、今だとめんどくさいだろう。しかし、亡くなった兄弟の連れ合いと結婚するということが当たり前にあった時代だ。死がみじかにあって、個人と個人があいまいだったのかな。同じように結核になった同時代人の代表として思い出されるのが、正岡子規だ。子規好きなんですよ、私は。法隆寺への旅日記とか、いいです。こどもの清潔さと無邪気さを感じる。ただ、その彼が、呉やら横須賀の軍隊をたずねて、いっぱいあかるい歌をよんでいるのをみると、狂気さえ感じますね。

 そのからっぽの明るさを最初のドラマ化では感じた。ともかく、笑ってしまう。堺正章の明るさは独特だと思う。今、似たような人をさがしてみても思い出せない。共演していた明石家さんまでも重い。作り手も、明治のあかるさの正体を肌身に感じていたのだ。だから、独特な印象的なドラマだったんだと思う。今のリメイクはそれを客観的に見れる位置にあることを意識して作っていると思う。だから、リメイクに意味がある。そこには、青春に対する後悔とあまい追憶を感じるのだ。これから、時代を進んで、いろんな出来事がおこっていく。それをどう描いていくか楽しみだ。

 

天皇の料理番 (上) (集英社文庫)

天皇の料理番 (上) (集英社文庫)

 

 

 

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