oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

人の輪郭がとろけるとき「深夜食堂」

 数日前、映画をみたところ、予告編で、新宿の夜景が大写しになって、たまらなくなって、映画「深夜食堂」見てきました。ドラマが映画になったとき、つまんないことが多いので、普段はなかなか、見に行かないのですが、大画面でも、ぐっと来たので、見に行きました。都内に出かけたとき、帰りが遅くなるとき、あの新宿の夜景を見ると、たまらなく帰りたくなくなります。ああ、飲み屋さんでまったりしたいと、子育て中は、特に思いました。私、お酒弱いんですけどね。だから、ほんとは、新宿の夜は知りません。ドラマの「深夜食堂」は、新宿の架空の路地裏を舞台にしており、唐十郎の劇団出身の小林薫が主演で、小劇団出身の役者さんが、たくさんでています。不破万作、持田俊樹、そして、安藤玉恵。役者らしい人が出ていて、これが新宿かという雰囲気がでていて、たまらないです。ドラマは、正直言って、もひとつのときもあるのですが、あのタイトルを見るだけに見る事があります。映画は、昼間の小林薫の生活も出て来て、新宿の坂のある下町の風景がいい感じでした。飯島奈美さん監修のお料理も、家庭料理の延長の素朴な料理で、いかにも、路地裏のめしやに出てきそうで、おいしそうでした。「孤独のグルメ」で名が出た、松重豊さんが、ちょっと、やくざの役で出ていますが、彼の役の人の好物のタコウィンナーは、私も好きなので早速食べたくなりました。

 話はそれますが、「孤独のグルメ」のドラマもいいですね。あちらは、都会での昼間の、働く人の休憩の話ですね。こちらは、夜にとろけていくドラマなので、アジアでは、こちらの方が、人気というのもわかります。路地裏は、どこの土地でも、ひっそりとありますし、こういう人情のあるマスターがいたらなあと思うのは、アジア的な甘味な希望だと思います。仕事帰りに、すぐに家に帰りたくないのは、どこもいっしょでしょう。どちらも食べることを通して、人情を描いていて、好きなドラマです。

 映画の話自体は、ドラマの構成と同じだし、古風な話でできているんで、どうかなと思うところは、あります。しかしながら、映画が、映像をみるものであるなら、町の猥雑な夜景、あの路地裏のたたずまい、役者の面構えをみるだけで、充分まったりとして、夜遊びしてる気分になれるのです。映画館で見ても値打ちがあります。

 この映画をみるために、久しぶりに、夜、外出して、おいなりさんを映画館で、食べました。子どものころ、家族でおとな映画を見るのは、夜でした。映画がはねたあと、映画の感想をいいながら、下町の路地裏をとおって、おっちゃんたちが、麺を食べたり、お酒を飲むのを眺めたものです。こうやって、大人になって、女ひとりで、映画が見れるのって、日本って、幸せだと思います。


映画『深夜食堂』予告編 - YouTube