oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

野球映画はお好きですか。

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 先日、「KANO」という、台湾の野球をテーマにした映画を見てきました。なかなかに面白かったです。戦前、高校野球代表で、台湾の嘉義農林学校が、夏の甲子園で準優勝したことがあって、それをテーマにした映画です。野球好きなんで、野球の映画、見に行ってしまいます。どう、野球撮っているか、見るのが楽しみなのです。このまえ、亀梨君が出てた、「バンクーバーの朝日」も見に行きました。戦前のカナダの日系人野球を、野球経験のある俳優さんを中心に、じっくり描いていて悪くなかったです。今、重松清原作の映画「アゲイン」も野球を背景にしてますね。なんなんでしょうね。

 メジャーリーグの改革者、ジャッキー・ロビンソンの映画「42」も私は見にいっちゃいましたけれど、野球映画って、以外と見ない人が多いですね。それは、野球ファンは試合自体が見たいのと、それと、野球を映像で描くのって、ファンなら、色々と不満が出るからでしょう。逆に映画好きな人で、野球好きな人は少ないし、歴史まで詳しくないからだと思います。この映画のお客さんは、年配の人が多かったです。私ぐらいの年頃の人すら、少なかったです。「バンクーバーの朝日」もそうでした。

 この映画は、野球経験者の若い人を選手に配役していて、野球シーンがすばらしかったです。台風の中のお祭りのとき、けんかした喜義の二つの学校が、雨の中、泥んこになって、練習試合をするのですが、それが、ダイナミックで、美しく撮られていました。そして、いよいよ、甲子園の決勝戦、大投手となった、エースの呉の力投を中心に盛り上がります。ちょっと、話が『ドカベン』みたいに、大げさなんですが、たっぷり、試合の描写に時間を使っていて、すばらしくて興奮しました。若さがあふれる試合の描写、かっこよかったです。まあ、ドラマ部門では、若い役者さんに、演技的なものは、まかせられないと、日本人監督役の永瀬正敏が、役者としてがんばってました。 

 この映画は、野球をとおして、戦前の台湾の発展を描いていて、一筋縄ではいかない大作にしあがってます。戦前の高砂族の反乱をえがいた「セレック・パレ」の監督がプロデューサーをしています。台湾映画ってガッツあるなあと感じられる、映画でもありました。