oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

百円の恋 人って案外変わるもんです。

 安藤サクラ主演の「百円の恋」みてきました。かつて、DVDレンタルで見た「愛のむきだし」で、こわい女の子を演じていて、よく、この役、引き受けたなって、思いました。そして、その役者だましいは、本物だと、この映画をみて、改めてうれしかったです。

 この映画は、ボクシングをテーマにした映画で、いわゆる、ロッキーとかと、同じような話です。ダメダメな人が成長する話ですね。たたかって、人生の何かを勝ち取るというのに、ボクシングは、なかなかのテーマで、色々と映画やマンガなんかが作られています。だから、色んな作品と見比べながら、楽しめます。それでいながら、今のダメな人の生活感が描かれているので、身につまされ、痛いです。

 百円ショップでの、長時間で、人手不足のバイト、うちの長男さんたちの仲間のバイト話なんか聞くと、だいたい、あんな感じです。まあ、私のせまい範囲なので、もっとひどいってこともあるかもしれませんし、作りすぎって、人もあるかもですが。私には、きちんと今が、描かれているように感じました。そして、ボクシングの訓練が、とても、ていねいに描かれているのがよかったです。ボクシングって、こんなふうに練習するのかって分かって。映画は、普段、あまり知らない事を知る楽しみもあるんです。そして、ボクシングでかがやいているけどダメな男との恋愛。まあ、映画として、主人公が、あまりにダメで家を追い出されてから、ボクシングをするまで、ちょっと簡単過ぎやしないかと感じないわけではないです。

 そのあたりのあらけずりなところを含んでも、主人公の生き様を安藤サクラの演技力とガッツで描いていて、すかっとします。彼女は、役のうえで、だらしない染め方をした長い髪をしてるんですけど、それをクライマックスの試合の場面の前に、自ら切ります。試合中、顔まで殴られて、戦っているとき、切った髪のはしに茶髪が残って、ゆれるのがかっこよかったです。快作だと思います。

 次は、私が好きな作家さん、吉本ばななの「白河夜船」に主演するみたいです。今度は、静かな女性の恋愛の役なので、どんなふうに見せてくれるか、今から楽しみです。

 


映画「百円の恋」公式サイト