oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

ドキュメンタリー映画、なかなかに面白いです。

 映画「鳥の道を越えて」の感想を、ずいぶんと読んでいただいているみたいです。ありがとうございます。この映画は、渡り鳥の生態といった生物学的なところ、山里の古い生活の記憶、そして、監督の祖父への思いといった混沌とした要素がまじり、なかなかに面白いです。今、名古屋、そして、私のふるさと大阪でも上映されるようなので、ご縁があったら、ごらんになってください。

 ここのところ、単館系の映画館に行く事が多く、ドキュメンタリー映画を、結構、見ています。きっかけになったのは、「先祖になる」です。これは、先の地震で壊滅した南三陸町の元大工さんが、自らの手で、自宅を再建する過程を描いたものです。まず、先祖になるという言葉のインパクトに驚いたこと、そして、私が、彼と同じように太陽を拝む週間があったためです。お正月、いとうせいこうさんのラジオを聞いていたら、柳田国男の戦中のものに「先祖の話」というのがあり、それは、先祖として、恥ずかしくないように生きるということが、主題だったようです。この主人公の考え方は、とても、普遍的な自然と寄り添って生きる人の思いだったのだと、そして、私の中にあった衝動だったのだと感じました。

 それで、次に、見に行ったのは、「犬と猫と人間と 2」です。これは、福島の原発近くの家畜たちのありさまを撮った作品です。牛の死体にたかるハエを見ても驚かなくなって、私もある意味、たくましくなったんだなあと感じたりしました。地震直後の現地の様子が、ありのままに描かれていて、貴重な記録だったです。この映画の前編「犬と猫と人間と」は、ペットの殺処分を描いていて、いつか、見てみたいと思います。人間社会の影絵的な話だと思うので、興味があるのです。

 そして、「ある精肉店のはなし」。牛を解体して、販売までするお肉やさんが、牛の解体をやめるまでの過程を描いた映画です。私は、はじめて、肉やさんの具体的な仕事の歴史的意義、そして、しごとの様子をみたので、胸がすく思いだったです。きちんと知ること、伝えることが、どんなにも大切かを思い知らされた映画です。牛の解体するときの映像の編集がすばらしく、ものすごく感動しました。いかに、命を大切にていねいにあつかっているかが伝わってくるのです。

 こんなふうにいい映画をみると、好奇心がかき立てられて、ドキュメンタリー映画、面白いじゃないかと、感じ、外国のものをふくめて、ちょくちょく見てます。木戸銭を払うので、タブー的なものも描けているのもいいです。機材の進歩もあり、映像的にも面白いです。単館系での上映が多いので、なかなか見る機会も少ないのですが、じわじわと見られていく映画形式なんだと思います。

 

 海外のドキュメンタリーで面白かったのは、これです。上に上げた映画と、全然、タイプが違いますが、事実を記録するということで、この写真家の仕事の仕方はドキュメンタリーに通づると思います。