なんだかんだとせわしくすごしております。大掃除してまして、久しぶりに国文科の学生時代の本をみつけて、保元物語を熱心によんでいたのを見つけました。保元物語の下巻のはじめ、「義朝幼少の弟悉く失はるる事のことの段」に、びっしり書き込みしてありました。思わず、読みふけってしまったりしています。そして、今もむかしも人の阿呆さは変わらんとがっかりします。あの当時は先生に意味も分からず読まされていたのですが、それなりに、先生の熱意は伝わっていたんだと感じました。このなかで、子供たちを殺す役目をした人が、私の今住んでいるところの人なので、土地の様子から、人となりが感じられて、思わず涙が出そうになります。橋本治の「双調平家物語」のこのくだりに既視感があったのは、そのためだったのかとわかりました。橋本治の本によると、この人は、弟たちをかばわなかった源義朝をみかぎって、故郷に帰って、平治の乱のとき、命をながらえたそうです。今は、忘れているけれど、実は、縁があったとか、知っていたとか、大切にしていたとかということは、結構あるのだなあと思う年末です。
そういう意味では、こうやって、ブログを書いていることもなにかしらの意味があるのかもしれません。そういう意味で、年末にいくつか自分らしく書けたと思うブログをあげるのも意味があるかと感じました。10ほどあげてみますね。
ユーキリス ドリューバリモア エラリークィーン - oohaman5656's blog
古本屋で、少ない本から、必死になにかを知りたいと好奇心を輝かせてた頃知った、アメリカの現実について、考えてみたこと。
橋本治 昔は今にひきづられる - oohaman5656's blog
橋本治への思いを書きました。
ムーミン発見です。
川島雄三「しとやかな獣」再見 - oohaman5656's blog
青森へのこだわりの原点です。
ケストナーへの思い - oohaman5656's blog
矛盾する人間への尊敬を書きました。
時には、おおらかに「禁断のレシピ」 - oohaman5656's blog
食べる事は、生きる事かなあと思ってます。
中国行きのスロウボート 私の中の村上春樹 - oohaman5656's blog
村上春樹が私の中で大切になったきっかけです。
田舎と都会の貧乏は違う。 - oohaman5656's blog
私の中でかくの勇気いりました。
京都国立博物館「鳥獣人物戯画」展 可愛いの意味 - oohaman5656's blog
明恵上人への思いを書きました
横浜トリエンナーレで、「華氏451」見てきました。 - oohaman5656's blog
忘却とは、考えています。。。