oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

私的な宮崎駿への疑問

 なんだか、私の中の宮崎駿への思いを書きたくなった。私が、宮崎アニメで気になって、気になってしょうがないのは、彼の絵コンテ、デビュー作「ホルスの冒険」から、「風立ちぬ」まで、何かを奪われた女性が、必ず、描かれるという事だ。

 まず、ホルスの悪魔に付かれた少女、そして、物の怪に憑かれたもののけ姫、そして、「となりのトトロ」の脇役ながら、療養所に入っているお母さん。最後は、「風立ちぬ」の結核で亡くなる、主人公の妻である。なんなんでしょうか。

 とてつもなく、女の私から見ても、怖い感じがするのである。クシャナ姫も烏帽子御前も残酷だ。しかしながら、宮崎作品の男たちは、この、女たちに、尽くすのである。もちろん、これは、白雪姫を始め、呪われたヒロインを救う、おとぎ話の定番なのかもしれない。

 私が初めて、子供のとき、「ホルス」を映画館で見て、新鮮だったのが、このヒロインが、意地悪で、やさしくなくて、正義の人でないことだった。また、影が薄い、「トトロ」のお母さんも、メイちゃんを森の闇に誘い出し、迷子にさせる。きっと、膨大な宮崎駿について、書かれた物の中には、それに触れた物もあると思う。

 しかしながら、自分なりに答えを知りたいななんて思っているのである。まあ、そんなこと、暇人だと思うけどね。

 

もののけ姫

もののけ姫