お盆休みも映画見に行ってました。私が見たのは、「ゴジラ」でございます。面白かったです。きちんと、第一作目を、ふまえた作りで、原子力とゴジラの関係性といった社会性にも、きちんと踏み込んでいます。俳優さんも演技派をそろえ、渡辺謙も、前半は、主役でないかと思うほどの活躍で、満足でした。
ただ、うっかり、テレビで、第一作目を見たものとしては、あの映画が、いかに、奇跡的な映画であったか、改めて、思い知らされました。実感のこもった自衛隊や放射能の描写、俳優さんたちの戦争経験が色濃い演技、そして、破壊者であり、被害者であるゴジラの不気味さは、1954年にしか描けない生々しさでした。
そんな、過剰な思い入れを置いておいて、この新しいゴジラ映画は、悪くないです。これまでのゴジラ史を踏まえて、真剣に、娯楽性を追求した物で、世界中で、大ヒットしたのは、当たり前だと思います。ほとんどの人が、初めて見るゴジラは、新鮮だったのではないでしょうか。
あの、「ロード・オブ・ザ・リング」で、ゴラムを演じたアンディ・サーキスの演技をCGに写し込んだ、ゴジラの動きが素晴らしいです。あの、のっしのっしっと歩くのが、たまらないです。子供のとき、弟とフィギャアで、怪獣ごっこした、感動がよみがえります。すぐ、続編が出るそうです。今度は、モスラやキングギドラが出るようなので、また、こっそりと見に行くかもしれません。そのときは、ぜひ、インファント島の住民の皆さんにも、出演してほしいです。