私が、よく見ているサイトにこういうのがある。
梅田に遊びに行き、淀川から、帰り、夕焼けを眺めながら、阪急京都線の鉄橋を渡ると、十三である。とても、美しい風景だ。そして、なぜ、十三という呼び名であるのか、永年、知りたかった。そんな、大阪市を中心に、大阪の歴史と風土を、直接歩いて、取材したものだ。両親が亡くなってからは、めったに行かなくなったが、今、大阪は、再開発で、古い町並みや道が、無造作に破壊されつつある。たまらなく、悲しいのである。
本としては、東京編に続いて、大阪編として書かれた中沢新一の町の歴史探訪。
四天王寺について、詳しい。近所の幼なじみの家が、四天王寺にお墓参りに行くと、やけに、誇らしげだった。
そして、青森出身で、大阪から、移住してきた家系らしい川島雄三の映画は、その近くの夕陽ケ丘、上町台地あたりを舞台にしている。
この映画は、織田作之助の小説を映画化したものだ。かつてあった、京橋のプラネタリウムが、舞台にするなど、1957年代の大阪が写し込まれている。そして、織田作之助の小説も、大阪という、風土に深くコミットしている。