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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

ユーキリス ドリューバリモア エラリークィーン

 あと少しで二月ですね。もう、野球のキャンプだ。楽しみである。今年、日本シリーズを制した、楽天の無敗のエース、田中将大は、ヤンキースに行きましたね。そして、代わりにあちらから、ユーキリスがやってくるようである。

 

 ユーキリスって、誰と思われるでしょうが、上原浩治がいる、レッドソックスが1918年の優勝から、なんと、86年ぶりに優勝したときの、有力なメンバーであります。野球選手の中の選手なのだ。

 

 そして、そのときの記録を含んだ、レッドソックスの狂的ファンとの恋愛を描いた映画、「二番目のキス」にも、出ている。主演はドリューバリモア。アメリカ人の象徴的な容姿と、経歴を持つ、女優なのである。子役時代、「ET」とかで、有名だったらしいですね。

 私が知ったのは「ウエディング シンガー」だ。私の大好きな映画だ。かわいいドリューとおちゃめなアダム サンドラーとすてきな音楽。それで、彼女が、戦前の映画界、演劇界の大スター、ジョン バリモアの孫だと知った。

 

 私がジョンバリモアを知ったのは、古本屋にあった、エラリー クィーンの探偵小説からだ。ちなみにエラリークィーンは筆名でいとこ同士のコンビです。

 バリモアは、イギリスから来たアイルランド系の役者一家の一員で、アル中でも有名なだったらしい。エラリークィーンの片割れは、ハリウッドに脚本を書きに行ったとき、友達付き合いしていたようだ。エラリーのひとりも大酒飲みだったみたい。なんだか、ジャズエイジ的な話だ。モデルになった小説がある。

 

 探偵小説の走りのひとつ、エラリークィーンを、今、読んでる人って、いるのかな。そのときは、ホームズの流れで、読んでいた。エラリークィーンはニューヨークで新聞記者をしてたりして、アメリカの社会や演劇にくわしかった。彼の本をアメリカの風俗史として、読んでいた気がする。

 

 第一作の犯人は、白人のお金持ちと結婚しようとする、役者である、白い黒人だった。秘密を知り、たかる男を殺す。白い黒人とは、祖父母などに、黒人がいる人のことなのだ。アイルランド系の人、南部出身の人に多かったようだ。黒人差別が当たり前の時代の小説だ。そこには、アメリカの、富を独占すること、黒人を差別することの後ろめたさが読みとれた。

 

 のちに、マーティン スコセッジの『ギャング オブ ニューヨーク』を見たとき、原作を読んで、やっと、意味がわかった。ニューヨークではアイルランド移民と黒人が同じ貧民街に住んでいて、混血があったのだ。どうやら、肌の色の、薄い、濃いで、黒人、白人と区別していたぐらいの、でたらめさだったらしい。映画では、混血の白い娼婦たちが、オランダ系のやくざと絡む、圧巻のシーンがある。

 

 それで、ニューヨークで成り上がろうとする、貧しいアイルランド系の人たち、南部系の人たちをたたくとき、よく、白い黒人じゃないかと疑ったらしい。実際は、混血の人は、ほとんどが、黒人の社会にいたようだ。

 

  アイルランド系、ジャズエイジのなごりのアル中を克服。そういった、古い歴史を背景を持つ、ドリューバリモアは、アメリカ人のなかのアメリカの女優だ。だからこそ、アメリカで、最も古い、球団を語る映画にふさわしかったのだ。ベイブルースアイルランド系で、レッドソックスヤンキースのスター選手だ。東部の庶民の夢の代表だ。

 

 今回、ユーキリスが来て、マー君がいくということは、そういったアメリカの最も、深い部分とつきあうということだ。アメリカは雑多な人をうけいれるが、また、その、競争も激しい。アメリカ大統領が、黒人と白人の混血である時代、面白くも、複雑な気持ちだ。

 

 

 

 アメリカを象徴する野球、それを楽しむことは、うちなるアメリカを、どう、考えるかということかもしれない。そんなことも、片隅に入れて、今シーズンも楽しもうと、思う。