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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

心に引っかかってる映画

 心に引っかかるってどうなんだろう。私の中の引き出しの何かを引っ掻き回した映画たち。

 

「マルホランド ドライブ」 デビット リンチ

 私のリンチ体験は「ツインピークス」だ。ドーナツ好きの私にとって、忘れがたいドラマだ。ただ、放映中もツタヤさんでリピートしたときも、最終回まで、見れなかった。夜が弱い私が見そびれたり、ツタヤさんのレンタルが終わったりと、散々だ。あのラストはどうなったんでしょうか。いまだにわからない。

 恐がりでジェットコースターもお化け屋敷も大人になってからいった人なので、この映画は見る予定はなかった。悪夢のような映画だ。このような夢を何度も見た気がする。私だけではなかったのだなあ。それを具現化できるリンチはすごい。そして、見たあと、とても、前向きで元気になった。それからは、ホラーも、ぼちぼち見るようになった。骸骨だらけのカタコンベもウジ虫も大丈夫になったように思う。私の中の何かを動かした映画だ。

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 「しとやかな獣」川島雄三

 テレビで幼い時、何回も見た、川島雄三の遺作。主人公、若尾文子の愛人、伊藤雄之助山岡久乃の両親、本当、嫌なやつばかりだが、見てしまう。こんな、ニヒルな映画はないと思う。川島雄三、ひっかかる。最近、織田作之助原作の「わが町」を見て、若いときはこんなにもいじわるではなかったのだなあと思った。いろいろ見た中で、「洲崎パラダイス 赤信号」が一番好きだ。暗いけど、のほほんとしている。男女の機微って、生きるって、こんな感じかなと思う。

 

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「キッズリターン」北野武

 下町出身の私のみじかにこういう男の子たちいたなあと、思う。みんな、理不尽に対して、不器用だった。その中で、同じ高校を卒業した、まじめでほがらかな男の子が、卒業後、駅前のパチンコ屋に、険しい顔をして、入っていくのを思い出した。何かの挫折があったのだと思った。それとも、男の顔をしてるのが怖かったのかもしれない。やはり、ぱっとしない青春をすごしていた、私は、人生はこれからなんだと、そのとき、思った。そのころの気分を思いおこさせた映画だ。ブルーの寒そうな色が印象的だった。

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