特別お題「芸術の秋」 <ブリヂストン美術館「カイユボット展」キャンペーン!>
すばらしいマンガやイラストがたくさんあるなか、美術館で絵見る意味あんの?あります。それは、ふたつある。
ひとつは大きな絵が見れるということだ。畳ぐらいある絵を見れば、等身大の人物が迫ってくる。絵の中の美女が直接あなたに語りかけてくれる。裸かもしれませぬ。小さな鳥の羽の細部が、拡大されている。ふーん、こんな模様だったんだ。ちょいと、かしこくなったかなあ。
もうひとつは描いた人の筆のタッチやら、息づかいから、描き手の姿が伝わってくることだ。印刷ではわからないことがあるのだ。直接見て、好きになるってことはライブなんかでもあるでしょ。
何かさあ、人がいいってものって、押しつけがましくない。大勢がいいっていうのは、なんか、意味があるのだ。いいというものを見続けていると、なんというか、バランスがわかってくる。いい絵というのは、どこか、バランスがとれている。バランスが取れてないと不自然なのだ.気持ちがぐずぐずしてくる。
そして、このぐずぐずわかると、ある場所や人にあうと、変がわかる。変って思う気持ちは大切だ。自分を損ねたり、歪ませたりするものの危険のことだから。生き延びよう。
まあ、そんな事も大切ですが、秋です。食べ物もおいしいし、散歩にも最適。たまには美術館でもいって、しーんとした気分を味わってみましょう。