先月、読んでいた本
大江戸歌舞伎はこんなもの (ちくま文庫) 江戸歌舞伎は朝からはじまって、夕方終わる。娯楽って、ほんとに特別なものだったのだ。目から、うろこのことが見えるから、橋本治、おもしろいです。
どんぐり姉妹 (新潮文庫)いつもの、定番のお話、一見、軽くて読み易いけれど、あとでズーンと、残る。ネットと現実。
聖地巡礼 ビギニング お墓まいりのタイミングだったので、心がざわざわしました。大阪、京都、奈良の聖地を訪ねた本。主人の祖父の墓が、ここで訪ねる、京都、清水寺近くの鳥辺山にあります。母が息子を連れてお参りに行った時、一度目は参れたけれど、二度目はあまりに同じ墓が多くて、参れなかったようです。
何か、思い詰めて出かけたんだよね。私、近くに迷い込んだことあって、お墓の固まりが谷間を埋めてるのを見て、怖かったことが思い出されました。個人が人間という固まりにのまれて、消えていく体験をしたことを主人と話出来てよかった。お盆にふさわしい本かな(笑)