oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

みんなたくましいです「ゆとりですがなにか」

「あまちゃん」後、どうかなっていう感じだった宮藤官九郎の「ゆとりですがなにか」が面白い。この前の日曜日は怒涛の展開で楽しゅうございました。かつて日本テレビの十時で放映された山田太一の「ふぞろいの林檎たち」を意識してるのも楽しいなあ。三人の…

オバマ来日で思い出したこと

こどものころ、なんでかひかれて持っていた本に、カール・サンドバーグ詩集がある。文学史にものっていないし、評判も聞かない。しかし、町の本屋のかたすみに大事そうに置かれていた。サンドバーグは北欧からの移民のシカゴのひとで、おもな作品は「シカゴ…

生きてみてどうでしたか「海よりもまだ深く」

あっと思ったのは、最初の団地の場面でラジオが出てくること、このラジオ持ってたんですよね。CDが聞けるし、子育て中、お風呂で聞いてました。ピンクでデザインも好きだったんだよな。なんとなく気になるこのラジオが、あとで大きな役割をはたすのは嬉しか…

最近読んだ本6 読みたいものはたくさんある

このところ小説を読んでる。ジョディ・デンチ主演のドラマ「クランフォード」で気になっていたギャスケル夫人の短編集。オースティンのすぐあとのひとだけど、貧しいひとと接していた牧師さんの奥さんなので、ひとを救えない絶望感からか、宗教観が堅苦しい…

古典は奥深い「男色大鑑」

最近、古典を漫画化したものを読みふけっていて、どれも面白くてびっくりしました。古典を読み込んでるし、現代風にきちんとアレンジされているし。こんなものまで漫画になっているのかと驚いたのが、井原西鶴の「男色大鑑」。私は大学時代、西鶴の「好色五…

歴史だって日常の延長なのだ「真田丸」

真田丸の第18回をみて、主人公の行方不明の姉おまつが家族と再会する場面の間の抜けたセリフを聞いていると、主演の三人、草刈正雄、大泉洋、堺雅人は、コメディの達者な俳優さんだったんだなと思い出した。コメディにすると、大概の悲劇への視線が遠くな…

カラバジョ展行ってきました。

カラバッジョはイタリアでは、お札になったこともある、大衆的な画家であるらしい。日本での西洋絵画の紹介は、ルネッサンス絵画と印象派にかたよっている。私は最初、デレク・ジャーマンの映画「カラバッジョ」の紹介で知ったので、彼の無頼な生涯に気がと…

吉本隆明 「西行論」宗教人として 歌人として

西行についてもっと考えたいと思って読んでみた。吉本隆明がとらわれがちな西行の人生の伝説をしりぞけ、うたをしっかりよむこむことで、西行の宗教人として、歌人としての意味を語った本。いや、難しいけど勉強になりました。専門の学者さんでもここまで勉…

父親の意味 待賢門院璋子の生涯

白洲正子の「西行」を読んで、保元、平治の乱の遠い原因は、早くに藤原氏出身の母を亡くし、摂関家に恨みを持つ父親にうとまれた、白河院の孤独と富と権力の集中にあったのだなと思った

 西行ってなんだろう。白洲正子「西行」を読んで

私が中世の歌人である西行について、読んだのは、テレビの大河ドラマ「平清盛」からというミーハーな動機だった。あらすじを読んで、たまたま見つけた白洲正子の「西行」を読んでみたのである。まず、十代から気になっていた明恵上人に西行が語ったとされる…

情景が浮かぶように トーマス・ハーディ「呪われた腕」

久しぶりのジェーン・オースティンの新訳で小説っていいなあと思っていて、彼女のあとのイギリス文学読んでみたいと思っていたら、新潮文庫から村上柴田翻訳堂から、彼女の次の世代の作家ハーディの短編集が新たに出ているではないですか。昔、ロマン・ポラ…

マンガと映画

日本映画が流行らないのは、漫画があるからだとこのごろ思う。漫画の編集の世界を描いたドラマの「重版出来」を見ていると、しきりにネームの話が出てくる。ネームとは、漫画の画面構成とセリフを下書きをしたもので、映画でいうところの絵コンテになるもの…

姫の輝くような頰のうへに 近藤ようこ「死者の書」下巻

近藤ようこの「死者の書」完結しました。ほぼ、折口信夫の原作にそって映像化され、読み応えありました。叙事詩のような原作の雰囲気をきちんと再現していると思います。私は後半の蓮の糸で曼荼羅をつくるにいたるのが、どうにもわからなかったのですが、読…

最近、漫画ばっかり読んでます2

読み続けた「王妃マルゴ」もいよいよ、聖バルテルミの虐殺前夜まで押し迫ってきました。彼女と結婚する、表紙のブルボン王朝始祖のアンリ四世のイラストが美しい。萩尾先生の画力にうっとりです。話のなかで、とても包容力のある青年に描かれています。マル…

マンスフィールド・パーク 本質的なモラルって考えてみる

オースティンの小説で、そういえばこれは読み忘れていたと思って、読んでみた。結構、時間がかかったのは、心にいちいち刺さったからだ。そして、人生を経験してこそ、この小説は面白い。主人公は大きなお屋敷マンスフィールドパークに養女にもらわれた子沢…

最近、漫画ばっかり読んでます

パソコンでKindleが読めるので、最近まんがばっかり読んでます。ちょっと、きわどいまんがも敷居が低い。少し、紙媒体の本より安いのもありがたいけど、大きなモニター画面で観れるのが嬉しい。細かいところもしっかり見直せる。twitterで連載されているまん…

中野翠「この素晴らしき世界!?」

図書館に行ったとき、サンデー毎日で連載されている一年間のエッセイをまとめたこの最新刊があった。今もコツコツと読んでいる読者がいるのだなという思いで読んだ。中野さんを知ったのは、父が、弟が通う進学校の大学進学の数を確かめるため、サンデー毎日…

たべものを記録を再現する たべものについて考える本5

芸術新潮で一年間連載されていた、江戸幕末の文献にあった料理を再現した本だ。江戸料理を再現されている「なべ家」の主人福田浩さんと食文化研究家の松下幸子と京都の名料理やの娘だった作家の松井今朝子さんの共著で、すてきなお料理の写真とうんちくが楽…

作家とたべもの 食べること考える本4

自伝「生きていく私」を発表したとき、かわいいおばあちゃんと評判になった宇野千代のお料理本だ。作家としてはいまいちだけれども、女としては一つの時代をいきぬいた人だと思う。この本の料理は、もう古いなあと思うのが多かったけど、その工夫が今につな…

どこで何を食べてるか 食べることを考える本3

普段付き合いのない人と、ちょっと突っ込んだ話をしたいとき、食べることをネタにすると話しやすい。食べ物の好き嫌いから、好きな店はどこにあるか、いろんな切り口がある。そして、その人と自分の違いがわかることがその人を理解するきっかけになる。社会…

本のなかの料理を作ってみる 食べることを考える本2

本のなかで、食べることがうまく描かれていると猛烈に食べたくなる。外国の児童書は未知のたべものがいっぱいのっていたので、好奇心を掻き立てられた。そんなころ、児童書の料理本がぞくぞくと発行された。その最初ころの本はこれかな。 プーさんのお料理読…

孤独のグルメ 食べもの本 1

「孤独のグルメ」のドラマをみて、原作を読んだ人も多いとおもう。わたしもそうだ。でも、はじめて久住昌之、谷口ジローの本で読んだのは「散歩もの」だった。「散歩もの」は雑誌「通販生活」に載っていて、好きだったまんがだ。確か、雑誌は空気に良いとい…

「人間の絆」産業革命はイギリスで起こった

ドラマ「私を離さないで」終わりましたね。見ているとサマセット・モームの自伝的小説「人間の絆」をしきりに思い出した。知識階級出身だが、親に死に別れた主人公は牧師をめざし寄宿学校に入り、醜い容姿に引け目を感じならがらすごす。牧師、芸術家になる…

読むのが怖かった「岡崎に捧ぐ」

今、ひそかに評判の漫画「岡崎に捧ぐ」の第一話をお試しで読んだとき、わーっとなった。子供のとき友達の家に行って、こういう経験をしたことはありませんか。家が散らかりすぎていたり、不思議なおじさんがいたり、実は、私の子供時代は岡崎さんの家のよう…

ヴィヴィアン・マイヤーをさがして 

Vivian Maier: Street Photographer 作者: Vivian Maier,Geoff Dyer,John Maloof 出版社/メーカー: powerHouse Books 発売日: 2011/11/16 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 去年見にいったのですが、、どうにも感想が書きたいのに書けなく…

あらためて「東京物語」を見る

TOHOシネマズでやっている午前十時の映画祭で小津安二郎の「東京物語」をみた。大画面では初めてだ。是枝監督が鎌倉を舞台にした「海街dairy」のインタビューで、小津よりも成瀬が好きで映画を撮っていると語っていた。小津は家族を信じているが成瀬は信じて…

ショッピングモールとは

中沢新一の東京の土地の歴史をかたった「アースダイバー」を読んだとき、下町の路地の植栽の意味が書かれていて、幼い日、やなことがあったとき、路地の花やみどりになぐさめられたことを思い出した。そうか、あれは自然が貴重な都会で、公共にみどりを歩く…

原作をどう読み込んでいくか、ドラマ「私を離さないで」

なんだかんだと書くことが楽しいので、復活。まあ、そんなには更新できないかもしれませんが。今、気になって見ているTVドラマは、カズオ・イシグロ原作の「私を離さないで」です。内容はSFチックなクローン人間の臓器提供のはなしなので視聴率は苦戦してい…

お休み

そろそろ、身辺がバタバタしてるので、ブログお休みしようかと思ってます。書きたいことはたくさんあるんだけれど、文章化するのがしんどくなってきました。とりあえず一休みします。

映画館に行こう

ベスト・オブ・スター・ウォーズ~ミュージック・アンソロジー~ アーティスト: ジョン・ウィリアムズ,ロンドン交響楽団 出版社/メーカー: SMJ 発売日: 2012/07/18 メディア: CD 購入: 3人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (12件) を見る SNSをみてると「…

「あさが来た」朝ドラはつよい

よのさん のつくった微妙な細工物がいっぱい。店先に大きすぎる招き猫と語らってたりして。 最初注目したのは、全然しらない、大阪の幕末維新の庶民の歴史が描かれてるのからだ。昭和初期、大阪はものすごく栄えていたのだけど、そのもとはなんだろうって、…

今年見た映画を語ってみよう

今週のお題「今年見に行ってよかったもの」 今年いちばんに印象に残った映画は小栗康平の「FUJITA」です。説明が少ない映画なので、誰にでも勧められるもんでもないですが、アッツ島玉砕の絵のまえにたつ藤田嗣治のなぞは私たちのなぞでもあると思っています…

ひとはそう変わらない 宮本常一「忘れられた日本人」

映画を観に行ったとき、神田で、ふと買った一冊だ。あまりにも有名な本なので、どうかなあと思ったけど、やっぱり感じたことを書きたくなった。書かれているなかで、面白かったのは、男が夜、女の子を訪れる「よばい」の習俗だ。 どきっとするが、村の女の子…

ブログのまとめやってみます

年末になると、そろそろまとめ的なブログが増えてくる。いろいろと思うところがあっって再開したし、そろそろ2年以上続けてきたこともあり、自分でよく書けたなあと思うもの、アクセスが多く気に入ってもらったものについての感想を書きました。まず、最近で…

「ピロスマニ」絵を描くということ

以前見損ねてた、グルジア映画「ピロスマニ」を見に行きました。グルジアの画家、ピロスマニを題材にした映画です。どうやら「FUJITA」をとった小栗康平が参考したからか、リバイバル上映です。グルジアって全然想像がつかないです。ごめんなさい。 スターリ…

折口信夫「死者の書」「山越しの阿弥陀像の書因」を読む。

折口信夫の本はいつか読みたいと思っていました。いろんな本を読んでると、日本文化を知るには読むべき著者として、ぜひにという紹介が多かったからです。このところ、随分落ち込んでました。その時、手に取ったのが「五色の船」を読んで、気になっていた漫…

映画「FUJITA」見てきました

色々と思うところがあったんですけど、出会った何ごとかを、本や、映画だったりするんですけど、なにかしら共有したく、また、ブログを再開します。膨大な量の情報が飛び交うSNSの世界では、あっという間に忘れられますが、誰かの心の片隅にある石ころでいい…

しばらく、おやすみしています。

ブログの更新が一ヶ月近くできていません。まあ、手芸をしたり、本を読んだりしているのですが。プライベートな諸々に気が取られています。また、再開するかはわかりませんが、必ず、続けるにしろ、やめるにしろ、書きます。きちんと自分にけじめをつけるつ…

萩尾望都「王妃マルゴ」

久しぶりに萩尾望都を読んでます。「ポーの一族」の頃、読んでたんですけど、 時代の変化もあるけど、男女の性愛のせかいまで踏み込んでいて、BLの元祖的なひとがここまできたかと感嘆しています。エッチなシーンの主人公の背中とお尻が色っぽいです。絵で多…

村上春樹「職業としての作家」

新作は文庫化してから読むことが多いのですが、久しぶりに単行本で読みました。 はてなさんでやっていた「村上さんのところ」のまとめ本も気になったんですけど、それを含めた村上春樹の最近の心境を知りたくて、こちらを読みました。同じ時代の空気を吸って…

続Y字展行ってきました

しばらく、関西に行ってきました。そのときに夫と一緒に横尾忠則現代美術館の続Y字展に行ってきました。以前、開館記念展に行ってきて、現在も書き続ける横尾忠則の作品に圧倒されたのですが、それから3年経ったんですね。 美術館は王子動物園のお向かいにあ…

映画「白河夜船」

映画「白河夜船」を見てきた。吉本ばななの小説は、文学でしか描けない描写に満ちているので、映像化は難しいけれど、よくできていた。井浦新、谷村美月もよかったけれど、安藤サクラは、改めてすごい女優だなあと思った。 私が吉本ばななの小説を読み始めた…

不器用な小説

推理小説の古典で他に好きなのは、A・A・ミルンの「赤い館の秘密」だ。トリックとか大したことはないけれど、のんびりしてユーモアのある語り口が好きだ。それもそのはず、「クマのプーさん」の作者の小説だ。あとがきで、プーさんで有名になったあと、童話…

阿部サダオとカンバーバッチ

阿部サダヲのファンだ。「舞妓はぁ〜ん」に「謝罪の王様」そして、「夢売るふたり」歌って踊れる、演技もうまい。ちっちゃくてちょこまかしていて可愛い。男前ではないが、何よりも色っぽい。「夢売るふたり」での鈴木砂羽との風呂場の濡れ場、西川美和監督…

赤毛の美女とホームズ

シャーロックの長編では、「パスカビル家の犬」が好きだ。イギリスの湖水地方の不気味で美しい風景の描写と魔犬の伝説、そして、そっけなくて、理性的なホームズの推理、たまりませぬ。 同じ、湖水地方を舞台にした「赤毛のレッドメイン家」は、サイコパスの…

英国ドラマは演技で勝負

カンバーバッチといえば、「シャーロック」だけれど、あれってちょっと安物のBLみたいで好きではない。イギリスは、「クランフォード」のような中高年の俳優さんがどっちゃり出てるドラマの方が面白い。ジョディ・デンチ演じる老嬢が主人公で、イギリスの古…

小林一三は今っぽい

NHKのドラマ「小林一三」を見た。かつて、彼が住んでいた池田の邸宅跡、逸翁美術館に行った。えらいのはわかったが、茶道具なんかが並んでいるだけでつまんなかった。それが、彼の人間味のある部分まで知ることだできた。 小林一三は、40ぐらいまで小説家…

森鴎外はエロに通ず

森博嗣は森鴎外の文章が好きで、夏目漱石は苦手だそうだ。武士の漢文の教育を土台にした森鴎外の文章はむずかしい。今、夏目漱石の後期の「それから」とか読むと、今の文章かと思う。今の文学は、彼の子孫なんだと思う。けれども、森鴎外といった漢文の伝統…

長文がいいか、それとも

読み手を意識して文章を書くと、一番読みやすいのは、四百字の原稿用紙に二枚ぐらいになるのかなあ。ひとつの話題だけでなく、きちんと結果と理由まで説明するとなると、原稿用紙5枚ぐらいかな。四百字ぐらいだと、ひとつの話題以外を書くのには足らなくなっ…

わたしと手芸

しばらく、文章をお休みしてました。で、何をしていたかというと、久しぶりにセーターを編んでました。編み物歴は長くって、小学校一年生ごろ母に教わって、かぎ針でマフラー編んだかな。でも、ずっとかぎ編みマフラーしかできなくて、そのうち飽きてしまい…