oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと思っています

読書,日々の思い

9月に展覧会へ行こう

かつて、子供たちが学校に行く9月になると、親も子もほっとしたものでした。そんなとき、ふらっと美術館にでかけました。わりに疲れていても楽しめる気晴らしだと思う。なので、9月にやっている展覧会を紹介します。不便なところもちょっとした旅気分にもな…

オバマ来日で思い出したこと

こどものころ、なんでかひかれて持っていた本に、カール・サンドバーグ詩集がある。文学史にものっていないし、評判も聞かない。しかし、町の本屋のかたすみに大事そうに置かれていた。サンドバーグは北欧からの移民のシカゴのひとで、おもな作品は「シカゴ…

星新一は怖い

今週のお題「ゾクッとする話」 星新一ばっかり読んでいた時期があった。ナンセンスで笑えたが、どこかひゃーとする感触があった。たくさん短編を読んだが、ほとんど忘れた。けれども、ふいに幾つかの短編が、ひょいと意識に上ってくる。たとえば、この前の原…

なんだかんだと、読書の日々

雨で肌寒い日は、縁の下で寝てるのら猫になって、妙にぐったりして気分です。今、縁の下に潜れる家って少ないけど、あの薄暗い感じって悪くないです。外出もおっくうだし、なんだかんだで本読んでいます。昨日よんだのは、春日太一の「役者は一日にしてなら…

曾野綾子 罪とはなにか。

日本の戦後の作家として、曾野綾子の小説はとても大切な足跡だと思う。いわゆる第三の新人の作家は、庄野潤三、遠藤周作、そして、曾野綾子と多くの人がキリスト教文化の教養を受けた人々だ。彼らは、戦前のモダン文化とエリード教育の恩恵を受けた親に育て…

簡単に、毒親っていうけれどね。

私が、漫画家の谷口ジロー先生の名前を知ったのは、亡くなった父が、親友からもらった一冊の本でだ。彼の師匠の石川球太が挿絵をかき、そのアシスタントとして、名前がでてた。そのころから、好きな絵だった。だから、その後大活躍しておられることは、とて…

庄野潤三 忘れられた第三の新人

この話に興味持つ人いないと思うけど、書きたいから書きます。数年前、第三の新人として、デビューされた庄野潤三さんがお亡くなりになりました。第三の新人として、デビューされた人のなかで、今も根強く読まれているのは、遠藤周作と吉行淳之介だと思いま…