日々の思い
アンナ・カレーニナ〈上〉 (新潮文庫) 作者: トルストイ,木村浩 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1998/03 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 41回 この商品を含むブログ (111件) を見る 私が、好きな小説に、トルストイの「アンナ・カレーニナ」がある。…
続きです。大阪について考えると、私が、かつて読んだ、司馬遼太郎の歴史ものを思い出します。彼は、坂本龍馬を、人々に発見させたように、歴史に埋もれた人物や、出来事を教えてくれた人だと、思っています。初期は、大阪の歴史について小説を、色々と書か…
今、都議会での、セクハラ発言が、問題になっている。ちょっと、度が過ぎてますよね。たぶん、女性の議員さんに、皆が、反発を感じていて、その勢いで、社会が許せない、ある一線をこえてしまったのでありましょう。こういう事があるたび、私はスティーブン…
映画館で「アナと雪の女王」の予告編を見ていたとき、この映像と歌、気持ちいいなあと思った。大ヒットするのも、当然だと思った。でも、そう好みじゃないなと、思った。で、私は、見に行っていない。それで、あなたは、反ディズニーですかと、言われると、…
昔、ばあさんに、結核は心の病だと、聞いたことがある。思春期になり、不眠症になったり、ご飯が食べられなくなると、よく、かかったようだ。昔は、肉や卵など、少なく、栄養状態が悪かったので、心が不安定になると、即、感染症がひどくなり、死に繋がった…
今頃の、梅雨寒の季節になると、清水宏の初夏の輝きの中の伊豆の風景を映し込んだ映画がみたくなる。まるで、印象派の絵のように、自然の中で、人のささやきが映し込まれている。 森の中にある、温泉の川沿いを歩く、若い按摩たちの姿が印象的な「按摩と女」…
週末、ホテルの割引券をいただいたこともあり、これも、ご縁だと思い、広島は宮島に行ってきました。まず、呉市に行ってきました。 広島駅から、在来線に乗ります。 呉の駅から見た線路。起伏のある地形です。 大和ミュージアムへ行きました。大和という船に…
吉田秋生の海街diaryが、「そして、父になる」の是枝裕和監督で、映画化されるらしい。 コミックナタリー - 吉田秋生「海街diary」是枝裕和監督により実写映画化 この三姉妹の生き様を描いた原作を読んだとき、鎌倉という土地で描かれた家族の物語が、とても…
私には、学生のころからの友人がいる。その友人が、2、3年前に、広島、呉の大和ミュージアムに行ったと聞いて、不思議に思った。おしゃれが好きで、食べるのが好きな彼女には、かけ離れていたからだ。で、聞いてみると、軍人だったおじさんが、戦死したの…
今週のお題「名前をつける」 名前というのは、呼びにくい物である。よっぽど、親しくないと、名前で呼ばない。家族とかでも、お兄ちゃんやら、お姉ちゃんやらと呼ぶ。また、愛称で呼ぶ。親でさえ、姿勢を正して、説教するときとかだけ、名前を呼ぶことが多い…
物語の終わりといえば、昔、大学で学んだ、源氏物語の宇治十帖が、印象に残っている。宇治十帖とは、主人公の光源氏が亡くなったあと、子孫の人々の恋愛模様を描いた話だ。薫という男が、恋人を亡くしてしまった。そして、身分の低い義理の母から生まれた、…
高校生のとき、メロンソーダに凝っていたことがある。高校は、中学の皆が、あまりこない、電車で30分ぐらいの高校に通った。駅前に住んでいるのにもかかわらず、わざわざ別の路線の駅まで、自転車で10分、電車で30分だった。 勉強はついていけなかった…
私の得意料理といえば、お見せすることはできないが、トンカツである。まず、結婚した主人が、大好きな料理だったことがある。外出先での、外食は、ほとんど、トンカツだった。だんだん、洗脳されて、大好きになってしまいましたね。男の人が、外食するとき…
しとやかな獣 [DVD] 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2012/11/16 メディア: DVD クリック: 5回 この商品を含むブログ (7件) を見る 子どもころの気になる映画、「しとやかな獣」見てきました。 若尾文子の強烈な色っぽさと、暗い画面が印象的だった。 大…
ピラミッド―その歴史と科学 作者: かこさとし 出版社/メーカー: 偕成社 発売日: 1990/03 メディア: 大型本 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (2件) を見る ごく最近まで、ピラミッドは奴隷の過酷な労働で作ったということになっていた。でも、…
一年前、主人の両親が老人ホームにはいったので、この四月から、両親の家に大学生の次男と主人が住んでいる。築50年以上建っている家だ。この五月の連休に行ってきた。 とても、大切に使われていて、建具も建てられたまま、壁紙もほとんど同じだ。趣味がよ…
見に行こうか、迷った。ウディ アレンのシリアスめな映画は、気分は悪くなるからだ。確か、「ラジオデイズ」を、最後にしばらく見なくなったくらいだ。あれは、意地悪だったなあ。自伝的な作品で、親戚の伯母さんがモデルの人が出てくるのだが、女の人のだめ…
前回の続きのようなもんです。今、日本がアメリカと戦争したことを知らない若い人が増えているらしい。なぜなら、学校で現近代史をはしょっているからです。アメリカをどう扱うかということで、現場が主義主張の場になりがちなので、避けられているというこ…
今週の一枚「路上観察」 私は駅のある角度の光景が好きみたいで、何度も写真に撮っている。そのいくつかの駅の光景のひとつ。春の湿気がただよっています。
ジブリで、「思い出のマーニー」の映画化をするらしい。この本は、河合隼雄の本で紹介されて、読んだ本の一冊だ。岩波の少年文庫にある、とても、ささやかな小説だ。 その紹介のなかで、忘れられない言葉は、相手に聞く準備ができて、初めて、自分の気持ちを…
「むかつく」という言葉が、ちょっと、苦手だ。息子たちが、いっとき、よく使っていたので、とても、気になった。若いとき、よく、私は、食べ物を吐いていた。そのときの気分や、惨めさがよみがえるからだ。息子たちに、言い換えてもらうようにした。 「むか…
永井一郎さんが亡くなった。お年もお年なので、寂しいけれど、しょうがない。最後まで現役で、戦死と言える、死に方が、彼らしい。ご冥福をお祈りします。 代表作は「サザエさん」の波平さんだと思う。本人も言っていたが、長年やっているので、地声だそうだ…
NHKのドラマ、池端健策脚本、「足尾からきた女」見た。尾野真千子が田中正造を支援してた、当時の社会活動家福田英子のうちの住み込みの女中さんになり、世の中の苦しみを知る。 そういうドラマだ。 正直いって、歴史の授業で、田中正造の名前と足尾鉱毒事件…
今週のお題「僕の住む街・私の地元」 私は標高200mの住宅地に住んでいる。歩いて20分もすれば、山の中なので、雨の激しい日や夜に、ここが本来、山の中にすぎないことを、ひたひたと感じる。土である、庭の手入れを怠れば、すぐ、山の木が生えてくる。…
あけまして、おめでとうございます。 今年の正月にあたって、夫婦でささやかな決意を実行しました。主人が「もう、子供たちの名前を、年賀状に連名でのせるのをよそう」といったことです。次男は、去年四月に家を出ています。多分、前のような関係で同居する…
私が生まれたのは、同じ女学校にかよった、同郷の友情からだった。うちの両親の母親同士が、友人で、その仲立ちをしてくれたのは、やはり、同郷の友達で、田舎の遊郭の娘で、満州で料理屋の女主人をしていた人である。 その人は戦争で家族を無くし、たったひ…
子どものころ、実家で働いている女の人の部屋に、何人かの人に連れられて、遊びにいったことがある。 宝物を見せてあげるといって、押し入れの中を見せてくれた。中にきちんとかたずけてあったのが、たくさんのきれいなお菓子の紙の空き箱だった。うらやまし…