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oohaman5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

青春の痛みとカップヌードル

アメリカの大学で問題になっている学生ホームレスのドキュメンタリーを見た。高卒と大卒では、給料も待遇もぜんぜん違う。だから、多くのひとが大学をめざす。しかし、ハーバートとかの名門校だと卒業するまでに二千万ぐらいかかるらしい。まして、世界から…

映画に知識は必要か

映画「浮雲」のブログを書いていたとき、森雅之の父の有島武郎について書こうか迷ってしまった。略歴の確認でネットを見て、不意に思い出したからだ。私は、ずっと、かつて読んだ、有島武郎の童話「一房の葡萄」がひっかかっていた。すごくロマンチックだけ…

不幸とか幸せとか 成瀬巳喜男「浮雲」

TOHOシネマズに「午後十時の映画祭」という古い映画を紹介する企画があり、成瀬巳喜男の「浮雲」見てきました。「浮雲」はNHKでDVDで録画していても、どうにも見られなかった映画です。男女のドロドロって苦手なんです。しかし、デジタルリマスターなんだし…

村上春樹「騎士団長殺し」読みました

いつもは文庫になってから、読んだりしてたんですが、今回ははやばやと第一部をよんで、急いで第二部を手にいれて読みました。エンターテイメント小説として抜群に面白い。まあ、村上春樹エッセイいわく、まんまとaddictionにかけられたのかもしれませぬ。ち…

世は移りゆく「買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて」  山内マリコ

先日、沖縄に行ってきました。12月ごろから、沈みきっていて、お正月準備もままならない。で、旅行でもいこうかと、格安チケットで予約してガイドブックを読んでみたもの、全然のらないどうしようかとと思っていた前日、この本を読みました。そのなかで那覇…

谷口ジローに再会する「遥かなる町へ」

谷口ジローさん、亡くなりましたね。ほとんど読んだことないし、なにかお悔やみめいたものを書くのもおこがましい。この前、永六輔さんが亡くなったときも思いました。彼の書いた市井のひとの生き様を聞き書きした一冊は、たしかに私の人生のたいせつなもの…

雨宮まみ「東京を生きる」ことばにできないこと

雨宮まみの「東京を生きる」を読んだ。なんとなく呼ばれて、デビュー作の「女子をこじらせて」もよんだが、そちらはいろんな要素を詰め込んで読みずらかった。その混沌をそのままさし出したのが、こちらの本だ。たった5年ぐらいかな。こんなに簡潔な文章に進…

いっしょ過ごした「少年の名はジルベール」

私が中学時代、大好きだった萩尾望都先生が竹宮惠子先生いっしょに共同生活をしていたのを知ったのは、ずっと後になってからだ。一年ぐらい前から 、漫画家をめざして上京し、「風と木の詩」を書かれたいきさつを書いたこの本を読めずにいた。そして、そのこ…

日曜日 雑感

日曜日の朝、やっとこさ、まとまった時間ができ、貴重の秋の晴れ間を歩きたいので、銀座のヒグチヨウコさんの展覧会を見に行った。そんなに興味がなかったが、たまたま最終日だし、猫にひかれたのだ。行ってみたら、やっぱり、そんなに興味がわかない。興味…

子供が持てる、ミッフィちゃんの絵本

今週のお題「プレゼントしたい本」 1才からのうさこちゃんの絵本セット 1 (全4冊) 作者: デック・ブルーナ,いしいももこ 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 2010/04/01 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 実際に最近、親戚の赤…

寺山修司がわからない

深夜、テレビをつけると増田セバスチャンと平井堅の対談をやっていた。寺山修司が好きでアートのせかいに入ったと知ってから、気になる存在だ。だから、大体そうだろうなと思いつつも、自伝の「家系図カッター」も読んだ。親と問題があるひとは、総括すべき…

なんで、あんなに小説を読んでいたんだろう

二十代は山本周五郎からはじまり、司馬遼太郎とか、池波正太郎とかをほぼ全巻よんでいた。星新一とかのSF、そしてアガサ・クリスティなんかもを読んでいた。みんな文庫であるし、図書館で借りやすかったのもある。司馬遼太郎はある世代には日本の知性みたい…

映画「牡蠣工場」日常にこそ、力がある。

映画を見ていると、ときどき、なぜ、わざわざそれを選んでみているかとはっと気がつくことがある。冒頭の牡蠣の水揚げの作業から牡蠣むきと港の風景を見ているとなんだかもやっとした。行ったことがある。港の寺をみて思い出した。安国寺恵瓊の寺だ。当時見…

オバマ来日で思い出したこと

こどものころ、なんでかひかれて持っていた本に、カール・サンドバーグ詩集がある。文学史にものっていないし、評判も聞かない。しかし、町の本屋のかたすみに大事そうに置かれていた。サンドバーグは北欧からの移民のシカゴのひとで、おもな作品は「シカゴ…

ショッピングモールとは

中沢新一の東京の土地の歴史をかたった「アースダイバー」を読んだとき、下町の路地の植栽の意味が書かれていて、幼い日、やなことがあったとき、路地の花やみどりになぐさめられたことを思い出した。そうか、あれは自然が貴重な都会で、公共にみどりを歩く…

折口信夫「死者の書」「山越しの阿弥陀像の書因」を読む。

折口信夫の本はいつか読みたいと思っていました。いろんな本を読んでると、日本文化を知るには読むべき著者として、ぜひにという紹介が多かったからです。このところ、随分落ち込んでました。その時、手に取ったのが「五色の船」を読んで、気になっていた漫…

映画「白河夜船」

映画「白河夜船」を見てきた。吉本ばななの小説は、文学でしか描けない描写に満ちているので、映像化は難しいけれど、よくできていた。井浦新、谷村美月もよかったけれど、安藤サクラは、改めてすごい女優だなあと思った。 私が吉本ばななの小説を読み始めた…

森鴎外はエロに通ず

森博嗣は森鴎外の文章が好きで、夏目漱石は苦手だそうだ。武士の漢文の教育を土台にした森鴎外の文章はむずかしい。今、夏目漱石の後期の「それから」とか読むと、今の文章かと思う。今の文学は、彼の子孫なんだと思う。けれども、森鴎外といった漢文の伝統…

長文がいいか、それとも

読み手を意識して文章を書くと、一番読みやすいのは、四百字の原稿用紙に二枚ぐらいになるのかなあ。ひとつの話題だけでなく、きちんと結果と理由まで説明するとなると、原稿用紙5枚ぐらいかな。四百字ぐらいだと、ひとつの話題以外を書くのには足らなくなっ…

海の記憶

今週のお題「一番古い記憶」 私は、記憶力がかなり良い方だ。まあ、役に立っているかというと、どうだろうか。字がなくて、記憶するひとがいる「古事記」の時代だったらともかく、今はパソコンで検索したら、一発の時代だ。だいたい、私が覚えているのは、そ…

お墓まいり

夫とお墓まいりに行ってきました。関西はすごく暑かったので、パスしようと思ったのですが、気になっていて、草むしりができてよかったです。入っている人と血縁関係のない人の墓が、私のお墓になっているのって変ですが、これでいいだと思っています。そこ…

マッドマックスのセリフから、考えてみた

マッドマックスに出てくるセリフ、redemptionが、ちょっとtwitterの話題で出た。前のブログで映画の題名が気になって辞書を引いたあとだったので、思わず調べてみた。どうやら、聖書の日本語訳で使われる「あがない」という言葉にあたるらしい。「あがない」…

いいことの対価

よく、子育て中、言われたことは、子育ては苦しくて当たり前、あとで楽になるよっていう、言葉だ。それを言われたら、今、楽したいんだよって、言いそうになった。思うにそれを言うひとは子育てが苦しかった人なんだなあと、子育てが終わった今思う。なんて…

夏のころもがえ

今週のお題「夏支度」 萩尾望都の初期の漫画に「小夜の縫うゆかた」という短編がある。14歳の少女が初めてゆかたを縫い上げるのを幻想的に描いた作品だ。初夏の夏葉がのびるようなさわやかさ、少女がおとなになっていく喜びが歌い上げられ、いたく、心に残…

Y字路の気分

今、情報があふれてるので、偶然の出会いといいうものが少なくなったような気がする。街を歩いていて、この映画良さそうって思って、上演時間が間に合うから入ってなんてことがあったけど、今はある程度しらべていく。ひとつに街の真ん中に住んでいないので…

ラウラ・アントネッリ 映像と残像と

「青い体験」のヒロインだったラウラ・アントネッリ、亡くなりましたね。世間では、セクシー女優さんの扱いですが、美しいプロポーションといい、本物の美女だったと思います。彼女の死で、同じようにおくすりにおぼれて亡くなった、70年代に活躍した、シ…

家事は惨めだという幻想のわけって、この辺りなのかな

兼業農家で、自分のところの畑に行ったことがない友人のご主人がいた。古い地主さんだった両親で、肉体労働をさせるぐらいなら、私たちがやって、勉強をさせたいということだったらしい。田舎であるこちらに越してからも、そういうことを自慢する人がいた。…

雨にうたれる 雨柳堂夢噺

今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」 最近、ネットで、漫画を読むのにはまっていています。漫画はかさばるし、中古店でもきまったものしか置いてない。点数が多すぎるのとメガヒットが多いためだと思います。ネットだと、面白いものがみつけやすい。そうし…

NHK アーカイブス ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三 戦時下の詩と生

たまに、午前中の忙しい時間だけど、BSのこの枠みいってしまうことがあるのです。日大芸術部のゼミ研究と再現ドラマを組み合わせて作ってあり、伊勢市出身の詩人、竹内浩三の戦死時と同じ21歳の柄本佑が主演しています。冬に生まれた蛾が死んでいくのをうた…

リメイクの面白さ「天皇の料理番」

最近のドラマでは、「天皇の料理番」を見てる。佐藤健いいなあ。「るろうに剣心」見たんだけど、まるで別人だ。うまいですね。のちに天皇陛下の料理番になる秋山徳蔵さんの人生をえがいたドラマなんだけど、波乱万丈でおもしろい。黒木華が奥さんの役で出て…

日曜日は五月晴れだった

日曜日の夜は、こうの史代の「この世界の片隅に」を読んでいた。去年の5月ごろ、呉にいったので、街の通りや、海風が吹くけど、カラッとしてる気候とか、固太りの水兵さんたちのセーラー服が浮かんできて、現実味がでて、おもしろかった。読み終わって、背景…

台風のあと

台風のあと、本当に暑くなってたまらない。と、書いて、去年も一昨年もこんな日があったのだと思った。人間は忘れるから、常に新鮮にいられるのだ。そんなふらふらの午後、杉浦日向子原作で、クレヨンしんちゃんシリーズでお世話になった原恵一監督の新作「…

ある日、できちゃう

今週のお題特別編「この春に始めたいこと・始めたこと」〈春のブログキャンペーン 第2週〉 前のブログで書いたとおり、最近、洋裁を初めています。テレビをみてて、 やり始めたんですけど、思い出してみたら、アクセサリー作りの材料をさがしに、吉祥寺のコ…

「ここより北へ」石川直樹 奈良美智 の展覧会行ってきました。

村上春樹と吉本由美、都築恭一の紀行「地球のはぐれ方」を読んでから、サハリン、昔の樺太はいつか行ってみたい所になりました。余談ですが、この本は、名古屋の不思議やら、讃岐のうどんなんかも旅してて、楽しいです。さて、私は、先祖が青森にもあり、青…

なんでもたくさんありすぎる

ファッションビルの小田急ミロードのCMがネタになったとき、ふまじめにも一番に感じたのはあれだけのお洋服売るのって大変だろうなということでした。新宿には、ミロードだけでなく、伊勢丹、小田急、京王、ブランド、そしていろんなファスト・ファッション…

世の中、親切になってると思う

しばらくであります。最近、久しぶりにお洋服づくりにはまっていました。なんか、定期的に体をうごかして、自分の思いを具体化したいときがあるんですね。きっかけは、NHKのテレビ「すてきにハンドメイド」です。あれ、なんだか簡単そう、今の自分にもできる…

自分のブログを読みますか。

私は、最近、自分のブログを読むのが楽しい。しばらく前の記事を読むと、こんなふうなことを考えてたんだと、面白い。私は自分好きなんだなと知って、驚いた。いや、驚いてないか、そうとは知ってたけれど、まるで、明石家さんまではないですか。だから、こ…

日本人にしか、書けない 遠藤周作

第三の新人で、一番読んだのは、遠藤周作だ。小説もたくさん読み、エッセイもほとんど読んだ。エンタテイメントとしても、サービス精神豊富な、彼の生き方が楽しかった。しかし、今、思ってみると、都市生活を描こうとしていた同世代の作家のなかでは、日本…

年末はそれなりに忙しいのだった

ご無沙汰しております。年賀状に添える言葉ではないけれど、それなりにやってます。年間のベストな映画について、書こうと思ったり、どうやら、はてなで話題になっているちかんについて、書こうと思ったり、見にいった「寄生獣」について書こうと思ったりし…

立川談志的なはなし

この前の日曜日、数年前亡くなった立川談志の、住んでいた家を改造するというのを、テレビ朝日の「ビフォーアフター」という番組で見た。普段は見ないのだが、あまりに、落語的なはなしで、最後まで見いってしまった。まず、依頼された建築家が、ご近所の住…

結婚式はあげたほうがいい

それは、人間は弱いもんだからです。結婚っていうのは、とても、がまんがいるものだからです。まわりの人に持ち上げてもらわないと、とても、続かない。結婚式はあげない、でない、村上春樹の本を読んでるくせに、なんてこったとお思いでしょう。しかし、「…

終わりから生きる「はっぴいえんど」

菅原文太さん、亡くなりましたね。では、この話を、と言いたいところですが、全然映画見てないです。井上ひさしの仙台の高校生時代を描いた「青葉茂れる」のかっこいい先輩のモデルだったぐらいでしか、知りません。今、去年亡くなった、大滝詠一さんが所属…

一年前のブログ やっぱり、この時期お墓参りに行ってますね。

御墓参りに行ってきた - oohaman5656's blog 実は、先週末もお墓参りに行ってまして、一年前とちがうのは、夫と行ったことであります。夏には、長男さんとも行きました。私がお墓参りにこだわる理由、お墓にもご近所があり、お正月や、お盆にお参りしたひと…

高倉健さんのご先祖さま

高倉健さん、亡くなりましたね。あってほしい日本人を演じた大スターだったなあと、思います。私は、「幸せの黄色いハンカチ」、「八甲田山」あたりしか知りません。ものすごくお好きな方や、詳しい方がおられると思います。かつての、東映任侠時代の名作も…

私は太宰治が読めない

村上春樹のエッセイ「村上ラヂオ」で、あったかい子犬をだいた気分になると、写真に写るのがこわくないという話がある。明恵上人の犬を見ながら、私は、考えていた。あったかい子犬とは何か。たぶん、そのエッセイのなかに、彼が太宰治がきらいだという話も…

映画「鳥の道を越えて」 思い出に秘められた切なさ

ドキュメンタリー映画「鳥の道を越えて」HP - 映画「鳥の道を越えて」 ドキュメンタリー映画「鳥の道を越えて」HP - 映画「鳥の道を越えて」 この映画を見て、小林一茶の俳句を思い出した。 「雪とけて村いっぱいのこどもかな」 なぜなら、山育ちの監督の祖…

 言えること 言えないこと

アメリカの緊急電話119に、宅配ピザをくださいとのある女性からのいたずら電話がかかって来て、それをとった係の人が、これは、何かあると感じて、警官を派遣したところ、DV被害の真っ最中だったということを、ネットで読んだ。こういったいたずら電話を…

理系の研究に国の支援をて、テレビで言ってたけど、なんだかな。

土曜日の朝、NHKをぼんやり見ていたら、理系の一見ムダなような研究にお金を回さなければ、ノーベル賞をもらえるような役に立つ研究はできないと話題になっていた。例の青色発光ダイオードの研究の受賞にからめての話だ。これは定期的に出てくるネタだけど、…

子どもがいるとややこしい 私は小津安二郎の「麦秋」が好きだ

麦秋 [DVD] 出版社/メーカー: 松竹 発売日: 2005/08/27 メディア: DVD クリック: 13回 この商品を含むブログ (32件) を見る 小津安二郎の名作といえば、「東京物語」である。異論はない。その作品群で、長編で、個人的な思い入れが一番あるのは、「麦秋」だ…

最近読んだ本 人にきちんと知らせることの大切さ

なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書) 作者: 春日太一 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/09/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る 「なぜ時代劇は滅びるのか」春日太一 この本でも取り上げられている、「雲霧仁左衛門」が、古い脚本で、…