oohama5656's blog

日々の思いを言葉に出来るといいなあと、書いています。

マンガ

エロ漫画ってなんだろう 山本直樹「分校の人たち」

NHKBSの漫勉をみていたら、山本直樹の回があって、そこで紹介されていたので、読んでみたけど、これがびっくりです。若い中学生たちのめくるめくセックスを描いた漫画なんですね。第2巻が都の条例にひっかかったらしいけど、その後、ある人物もその行為に参…

谷口ジローに再会する「遥かなる町へ」

谷口ジローさん、亡くなりましたね。ほとんど読んだことないし、なにかお悔やみめいたものを書くのもおこがましい。この前、永六輔さんが亡くなったときも思いました。彼の書いた市井のひとの生き様を聞き書きした一冊は、たしかに私の人生のたいせつなもの…

ささやかだけど大切なこと

10日ほど前に、私の「映画館に行こう」というお題のブログが紹介されていて、1年前ほど前の隅っこの記事を、よくぞ紹介してくれたなあと感謝しています。映画を見る若い人たちに、ぜひぜひ感じ取ってもらいたいことだったので、うれしいです。 hatenanews.com…

実感としての戦争「戦争と一人の女」

こどものころ、 戦争体験をかたる人の話を聞いていると、一種の冒険談のようなはなしになって、目が輝やくのって不可思議だった。かの太宰治が疎開先を転々としながらも、一番健康だったのは戦争中だったと吉本隆明の本でよんだ。障害者も仕事が初めて回って…

いっしょ過ごした「少年の名はジルベール」

私が中学時代、大好きだった萩尾望都先生が竹宮惠子先生いっしょに共同生活をしていたのを知ったのは、ずっと後になってからだ。一年ぐらい前から 、漫画家をめざして上京し、「風と木の詩」を書かれたいきさつを書いたこの本を読めずにいた。そして、そのこ…

忘れたことの忘れられないこと 波津彬子「玉藻前」

波津彬子、漫画文庫で「玉藻前」か、ふむふむ面白そう、なんかすごく読みたい、なぜだろう。そこで、はたっと思い浮かんだんですね。それは子供のとき、何度もテレビでみたアニメで、 ヒロインが「玉藻前」というのがあったのですね。悪に染まったヒロインが…

 映画「この世界の片隅に」ものがたることの意味

こうの史代さんを知ったのは、評判の良かった「夕凪の街 桜の国」を立ち読みしたからだ。本屋さんで涙が止まらなくなって、連れて帰りました。私は滅多に涙が出ないので、びっくりした。原爆のはなしで泣いたのではない。特別なはなしではなく、私にもあった…

日本の結婚がおかしい「中国嫁日記」

「中国嫁日記」のことを知ったのは、コミケをめざす長男さんからだった。ジンさん「かっこいい、憧れる」って言っていて、変だなあと思っていた。私がイメージする中国嫁は、どうにも女性に相手にされなくなった年配の男性が、貧乏な中国人女性と結婚するパ…

まんが「とりかえばや」ふつふつとわく母系のちから

さいとうちほのまんが「とりかえばや」を読んで、リボンの騎士、ベルばら、彼女自身の「少女革命ウテナ」をへて、平安末の院政期にかかれた原作「とりかえばや物語」に至ったのは必然だなと思った。日本はかつて、妻どいなんかをする母系社会だったけれど、…

昔はやっぱりつらい「阿吽」四巻

おかざき真里の「阿吽」四巻を読んだ。平安京のころの最澄と空海を描いた漫画だ。ふたりの名僧を描いているのだけど、いたくてグロくて、かなりエロい。クセが強い作風だが、一巻から読んでしまいました。今までも、とんでもない最澄のおっかさんとか悪女が…

古典は奥深い「男色大鑑」

最近、古典を漫画化したものを読みふけっていて、どれも面白くてびっくりしました。古典を読み込んでるし、現代風にきちんとアレンジされているし。こんなものまで漫画になっているのかと驚いたのが、井原西鶴の「男色大鑑」。私は大学時代、西鶴の「好色五…

情景が浮かぶように トーマス・ハーディ「呪われた腕」

久しぶりのジェーン・オースティンの新訳で小説っていいなあと思っていて、彼女のあとのイギリス文学読んでみたいと思っていたら、新潮文庫から村上柴田翻訳堂から、彼女の次の世代の作家ハーディの短編集が新たに出ているではないですか。昔、ロマン・ポラ…

マンガと映画

日本映画が流行らないのは、漫画があるからだとこのごろ思う。漫画の編集の世界を描いたドラマの「重版出来」を見ていると、しきりにネームの話が出てくる。ネームとは、漫画の画面構成とセリフを下書きをしたもので、映画でいうところの絵コンテになるもの…

姫の輝くような頰のうへに 近藤ようこ「死者の書」下巻

近藤ようこの「死者の書」完結しました。ほぼ、折口信夫の原作にそって映像化され、読み応えありました。叙事詩のような原作の雰囲気をきちんと再現していると思います。私は後半の蓮の糸で曼荼羅をつくるにいたるのが、どうにもわからなかったのですが、読…

最近、漫画ばっかり読んでます2

読み続けた「王妃マルゴ」もいよいよ、聖バルテルミの虐殺前夜まで押し迫ってきました。彼女と結婚する、表紙のブルボン王朝始祖のアンリ四世のイラストが美しい。萩尾先生の画力にうっとりです。話のなかで、とても包容力のある青年に描かれています。マル…

最近、漫画ばっかり読んでます

パソコンでKindleが読めるので、最近まんがばっかり読んでます。ちょっと、きわどいまんがも敷居が低い。少し、紙媒体の本より安いのもありがたいけど、大きなモニター画面で観れるのが嬉しい。細かいところもしっかり見直せる。twitterで連載されているまん…

読むのが怖かった「岡崎に捧ぐ」

今、ひそかに評判の漫画「岡崎に捧ぐ」の第一話をお試しで読んだとき、わーっとなった。子供のとき友達の家に行って、こういう経験をしたことはありませんか。家が散らかりすぎていたり、不思議なおじさんがいたり、実は、私の子供時代は岡崎さんの家のよう…

「ピロスマニ」絵を描くということ

以前見損ねてた、グルジア映画「ピロスマニ」を見に行きました。グルジアの画家、ピロスマニを題材にした映画です。どうやら「FUJITA」をとった小栗康平が参考したからか、リバイバル上映です。グルジアって全然想像がつかないです。ごめんなさい。 スターリ…

折口信夫「死者の書」「山越しの阿弥陀像の書因」を読む。

折口信夫の本はいつか読みたいと思っていました。いろんな本を読んでると、日本文化を知るには読むべき著者として、ぜひにという紹介が多かったからです。このところ、随分落ち込んでました。その時、手に取ったのが「五色の船」を読んで、気になっていた漫…

萩尾望都「王妃マルゴ」

久しぶりに萩尾望都を読んでます。「ポーの一族」の頃、読んでたんですけど、 時代の変化もあるけど、男女の性愛のせかいまで踏み込んでいて、BLの元祖的なひとがここまできたかと感嘆しています。エッチなシーンの主人公の背中とお尻が色っぽいです。絵で多…

わたしと手芸

しばらく、文章をお休みしてました。で、何をしていたかというと、久しぶりにセーターを編んでました。編み物歴は長くって、小学校一年生ごろ母に教わって、かぎ針でマフラー編んだかな。でも、ずっとかぎ編みマフラーしかできなくて、そのうち飽きてしまい…

美の歴史「岡田美術館」

先日、歌麿の「深川の雪」が見たくて、箱根小涌園前の岡田美術館に行ってきました。去年、開館して、話題になっていたのですが、今年は8月31日までということで、時間をやりくりして行って来ました。「深川の雪」は保存のために年間何ヶ月の展示のようで…

海の記憶

今週のお題「一番古い記憶」 私は、記憶力がかなり良い方だ。まあ、役に立っているかというと、どうだろうか。字がなくて、記憶するひとがいる「古事記」の時代だったらともかく、今はパソコンで検索したら、一発の時代だ。だいたい、私が覚えているのは、そ…

知らなかった、「河鍋暁斎展」

東京は遠いなと思いながら、やっぱり、気になって、 「河鍋暁斎展」画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル|三菱一号館美術館行ってきました。最近、浮世絵以外の江戸絵画にも評価が改められて、展覧会が増えています。斬新で、個性的なものは海外に…

「親なるもの 断崖」を読みました。

北海道出身の瀧波ユカリさんが絶賛していたので、読んでみました。名作だと思います。東北から、北海道の室蘭の遊郭に売られた娘たちの人生を中心にしてた物語です。遊郭のえぐい実態があらかさまに描かれて、ちょっと辛い漫画でした。でも、それだけではな…

雨にうたれる 雨柳堂夢噺

今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」 最近、ネットで、漫画を読むのにはまっていています。漫画はかさばるし、中古店でもきまったものしか置いてない。点数が多すぎるのとメガヒットが多いためだと思います。ネットだと、面白いものがみつけやすい。そうし…

「ベルサイユのばら」って、いまさら考える

今、BSで、「ベルサイユのばら」が再放送されている。で、事前に池田理代子さんのインタビュー番組があって、桜井幸子アナウンサーと一緒に出てた。桜井さんが、ベルばらのコアなファンみたいで、その身内的な雰囲気のなかで、海外で評価が高まっていること…

日曜日は五月晴れだった

日曜日の夜は、こうの史代の「この世界の片隅に」を読んでいた。去年の5月ごろ、呉にいったので、街の通りや、海風が吹くけど、カラッとしてる気候とか、固太りの水兵さんたちのセーラー服が浮かんできて、現実味がでて、おもしろかった。読み終わって、背景…

デビルマンを読み直してみた

本棚をあらためてみて、かつて読んだ、デビルマンを読み返してみました。デビルマンのアニメの第二話を見たとき、氷づけにされたデビルマンの恋人の姿と妖獣シレーヌの登場シーンに、大人のエロスを感じてドキドキしました。しかしながら、アニメの話はだん…

漫画の映画化って、どう思います?「るろうに剣心 伝説の最後編」

るろうに剣心 全14巻セット (集英社文庫―コミック版) 作者: 和月伸宏 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2012/07/27 メディア: 文庫 クリック: 13回 この商品を含むブログ (8件) を見る 一作目の「るろうに剣心」を見にいったのは、和月伸宏の絵が可笑し食っ…

最近、読んだ漫画

秋深くなってきましたね。っていうわけでもなのですが、ここのところ、漫画を読んでました。まずは、 「ジョジョリオン」 1巻〜7巻 荒木飛呂彦 最近、中古市場に出てきたので、大人読みです。かつて、子供たちがジャンプを読んでいるころ、ジョジョの奇妙…

ビル・カニンガム&ニョーヨーク

ビル・カニンガム&ニューヨーク [DVD] 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D) 発売日: 2014/02/04 メディア: DVD この商品を含むブログ (3件) を見る WOWOWで、 去年、見たかったドキュメントを見ました。雑誌とかの、ファッションスナップって、好きなんですよ…

かくかくしかじか 東村アキコ

かくかくしかじか コミック 1-3巻セット (愛蔵版コミックス) 作者: 東村アキコ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/01/24 メディア: コミック この商品を含むブログを見る 才能が大事か、努力が大事か、それが、問題だ。ハムレットではないけれど、どっち…

最近、読んだ漫画 海月姫 五色の舟

「海月姫」東村アキコ 13巻まで 漫画は、世の中の風刺であるという、シンプルなことを思い出す漫画です。冴えない主人公が、すてきな人に出会い、美しく成長していくという少女漫画の王道。主人公が三角関係になったり、素敵なファッションのお話だったり…

ムーミン展

展覧会に行って、目録を買うって、めったにないのですが、じっくり、見たくなって、購入しました。それは、童話集の原画自体のサイズが、本にすっぽりはいることと、その小さな絵に、たくさんの情報が、はいっていて、物語を一枚で語っていたからです。だか…

アンディウォホール展に行ってきた。

アンディウォーホールといえば、キャンベルスープとマリリンモンローのリトグラフであろう。商業デザインの繰り返し。再生されつづけるイメージ。 初めて、きっちりした、作品群を見た。とても、センスのある、しっかりした作家だ。 自分をさらけ出し、表現…

堅苦しい関西弁 永井一郎 

永井一郎さんが亡くなった。お年もお年なので、寂しいけれど、しょうがない。最後まで現役で、戦死と言える、死に方が、彼らしい。ご冥福をお祈りします。 代表作は「サザエさん」の波平さんだと思う。本人も言っていたが、長年やっているので、地声だそうだ…

カイユボット展に行ってきました

はてなのカイユボット展のブログキャンペーンに当選して、チケットをいただいたので、展覧会に行ってきました。 彼の絵は、何枚か、見ているはずなのですが、あまり、覚えていません。漠然と、印象派の画家の一人かなあといった、認識でした。 今回、絵を見…

スヌーピー展に行ってきた。

私とスヌーピーとの出会いは、子ども時代の神戸ファミリアの布バックだ。今回の展示でも、しっかり飾られていた。そして、谷川俊太郎さん訳のコミックスを梅田店近くの紀伊国書店で買ってもらったのもいい思い出だ。そのあと、私の四コマ好きは『サザエさん…

 美術館に行こう 絵見るって意味あんの?

特別お題「芸術の秋」 <ブリヂストン美術館「カイユボット展」キャンペーン!> すばらしいマンガやイラストがたくさんあるなか、美術館で絵見る意味あんの?あります。それは、ふたつある。 ひとつは大きな絵が見れるということだ。畳ぐらいある絵を見れば…